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アダストリアの「フォーエバー21」 再上陸後初のポップアップ店 ショールーミング型で展開

2023年 2月21日 18:10

 アダストリア子会社のGate Win(ゲートウィン=東京都渋谷区)は2月21日、今春に日本再上陸するカジュアルファッションブランド「フォーエバー21」のポップアップストアを、東京・渋谷のイベントスペース「ヘルツシブヤ」にオープンした。ポップアップでは今春夏シーズンの日本オリジナルアイテム約120点をショールーミング型で展開する。同時にグループの通販サイト「ドットエスティ」では約1000点の販売を開始した。


 新生「フォーエバー21」で初のポップアップでは日本のトレンドに合わせて展開するベーシック、ストリート、モード、フェミニン、ポップ、ヴィンテージという6つのテイストの商品を展示。試着室は4室を用意した。


 販売は、商品のタグについているQRコードをスマホカメラで読み込んでもらい、「ドットエスティ」の当該商品の詳細ページに送客する。


 ブランドテーマである「No Filter」の文字をあしらった全5色展開の〝推し色〟スウェットを店頭では唯一、販売する。また、プロカメラマンに無料で撮影してもらえる体験型フォトブースも設置し、同ブランドの世界観を体感してもらう。


 来場者限定のノベルティを用意しているほか、衣料品回収を行うボックスも設置し、不要品を持参したユーザーには「ドットエスティ」で使用できるポイントを付与する。


 渋谷でのポップアップストアは2月26日までだが、3月17日~5月7日には、ららぽーと横浜でポップアップの第2弾を展開し、4月17日に大阪・ららぽーと門真店に常設の1号店をオープンする。


 「フォーエバー21」はかつての大量生産・大量販売、大量廃棄といったイメージから脱却し、〝トレンド&ハイクオリティ〟を意識したブランドとして復活。全世界で570店舗以上を展開中だ。


 日本再上陸に当たっては、全国に販売網とオペレーション体制、商品開発力、1500万人の自社EC会員を持つアダストリアの強みを生かし、日本市場にローカライズしたジャパンモデルの商品と、米国本国からの仕入れ商品の二軸で展開。今春夏シーズンはジャパンモデル約8割、本国アイテム約2割の商品構成となる。


 主要ターゲット層は10代後半~30代前半で、平均商品単価は4000円、客単価は5800円を想定する。


 「ドットエスティ」では、カラー・サイズバリエーションを含むジャパンモデルのアイテム約400点と、海外仕入れ商品や服飾雑貨などを合わせて約1000点を取り扱う。


 5年後には同ブランドで売上高100億円を計画。そのうちEC売上高は自社ECを軸に60億円を目指す。実店舗は1年間に3店舗ずつ出店し、5年後に15店舗体制を予定する。初年度の売上高は13億円(ECで10億円)、2年目が26億円(同16億円)、3年目が48億円(同28億円)、4年目は73億円(同44億円)を計画している。
 
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