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人手不足は今後、一層進展していくことになるが、その課題解決に向けては多様な取り組みが行われるようになっている。そのひとつとも言えるのがヤマト運輸とDeNAが4月17日から藤沢市で自動運転技術を活用する宅配便のオンデマンド配送などの実証事業「ロボネコヤマト」。
宅配便のドライバーは重量のある商品を運んだり、一定以上の運転技術も求められたりするが、実証段階の同事業は性別や年齢層に関わりなく幅広い人が自動運転の支援もあって担当できるという。将来、無人化での事業が実現できることになればドライバー不足への対応策となり得るだろう。
今回の実証実験は住民が多い地域での実施ということで、宅配便の配送先が多いエリアを想定している。また過疎地のように現状でもドライバーの担い手がいない地域においても宅配便の配達を無人で行えるようになるだろう。
一方、受取側が都合の良い時間に受け取れるオンデマンドは再配達の解消にも寄与する。今回の実証実験で成果を上げ、早期に実用化できることを望みたい。