GMOペパボは5月22日、提供する通販サイト構築サービスの「カラーミーショップ」を利用した優秀な通販サイトを表彰する「カラーミーショップ大賞2025」の授賞式を都内で開催した。大賞はKEYMEMORYが運営するユニセックスファッションの通販サイト「KEY MEMORY Online Shop」が受賞した。

 
　カラーミーショップ大賞はカラーミーショップを利用する全国5万店舗の中からGMOペパボのスタッフによる審査を経て、オファー対象となるサイトを選出。オファーを受けた406店について一般投票を受け付け、その結果を踏まえて最終審査し、受賞サイトを決定している。今年は10回目の開催となった。

　大賞の「KEY MEMORY」は、鎌倉生まれのユニセックスファッションブランド。〝鎌倉の特別な時間〟をコンセプトに、ナチュラムテイストのアイテムを幅広く展開している。

　同社はかつてGMOペパボが運営していたEC運営のノウハウを学べる事業者向けスクール「カラーミーカレッジ」の第1期生。そこで得たSNSやSEOの知識を活用し、大きな売り上げ成長を実現している点などを評価したという。

　KEYMEMORYの鈴木一平代表取締役は、「我々が小売りを行う上で大事にしているのは〝思いやり〟。〝思いやり〟とは、お客様を思う想像力と行動力のこと。こうした思いは忘れずに、さらに成長していきたい」と受賞の喜びを語った。

　GMOペパボの星隼人取締役副社長は「KEY MEMORY」について、「アパレルショップの完成形に近い。審査ではさまざまなポイントでまんべんなく高評価を叩き出し、満場一致で大賞に選出した。『カラーミーカレッジ』ではアドバイスを積極的に取り入れて圧倒的な成長を果たされた。カラーミーショップのアプリもフル活用されていて、どんどん進化している」と高く評価した。

　そのほか、優秀賞はオーガニック食品の「かわしま屋」、キッチン用品の「家事問屋」などの上位10サイトが受賞。また、国内7エリアを代表するサイトを表彰する「地域賞」や「AmazonPay賞」、「特別賞」など全28ショップの受賞も発表された。近年、ECにおいてギフト需要が高まっていることなどから、「特別賞」に「ギフト賞」を新設した。

　星取締役副社長は受賞ショップの傾向について、「アプリや動画コンテンツを積極的に活用しているショップが多かった。また、単純に商品を売るだけでなく、その商品を長く使ってもらうために補修サービスなどを展開するショップも多かった。こうしたサステナブル的な取り組みは今後も続いていくだろう」と分析した。