通販新聞とは
購読お申込み
広告出稿について
ご利用ガイド
お問い合わせ
記事カテゴリ一覧
特集
通販企業の動向
通販媒体の研究(紙・電波・店)
通販媒体の研究(インターネット)
通販関連団体・官庁の動き
フルフィルメント
通販企業の商品戦略
通販・ECノウハウを学ぶ
(専門家による解説記事など)
通販新聞のコラム
通販新聞電子版(PDF)
通販新聞電子版(PDF)
新規会員登録
ログイン
TOP
Sally127 アプリ不要のバーチャル試着サービス “似合う”が分かる ARで没入感を演出
Sally127
サリーワンツーセブン
バーチャル試着
AR
Sally127 アプリ不要のバーチャル試着サービス “似合う”が分かる ARで没入感を演出
2023年04月25日 16:25
Tweet
2023年04月25日 16:25
Tweet
アパレルEC向けの販促サービスを手がけるSally127(サリーワンツーセブン)はこのほど、バーチャル試着サービスの提供を開始した。
新サービスはAIとAR技術を活用し、ユーザーのスマートフォン上ですぐに使えて、没入感が高いバーチャル試着のプラットフォームだ。アプリ不要でリアリティーの高いARを表示でき、従来のバーチャル試着が持つエンタメ性と、EC売り上げに直結する販促効果を両立させたという。
導入企業にとってはアプリ開発や高額な導入・運用コスト、IT専門人材、洋服のCADデータなども不要だ。当該サービスのコードを通販サイトに埋め込むだけで試着サービスを始められるため、サイトからの離脱防止につながるほか、アプリをダウンロードしてもらうための広告費や手間がかからない利点もある。
EC利用者は商品ページに埋め込まれた試着ボタンをクリックするとすぐに、スマホのカメラを使ったバーチャル試着がスタート。ARで表示された洋服は360度身体に追従するため、後ろ姿も確認できる。
新サービスはレディースの洋服向けでスタートしたが、メンズや子供服にも展開できるのに加え、すでに技術的にはトップスとボトムスの2着同時試着も可能で、例えばシャツの裾のイン・アウトにも対応できる。
リアルの店舗ではなかなかできない、ブランドの垣根を越えたトップスとボトムスの同時試着も、複数ブランドで当該サービスを導入すれば可能だ。
コロナ禍でアパレルのEC利用は一気に高まったが、消費者の店頭回帰の傾向や、EC利用時の失敗体験もあって、ECの伸び率は鈍化している。
同社のアンケート調査によると、EC利用で失敗したユーザーは、ECで買うことをやめたり、何度でも返品できるサイトでしか購入しなくなったり、購入したことのないブランドや高単価な商品には手を出さなくなるなど、EC購入の選択肢を狭めてしまう傾向にあるという。
サリーワンツーセブンでは、自社運営するレディースアパレルの通販サイトにバーチャル試着を埋め込んで3カ月間検証した結果、バーチャル試着ありの服は試着なしの服に比べて販売数が2.5倍に、PV数は2.2倍になったほか、アイテムを見た5人にひとりがバーチャル試着を試した。
また、試着を体験したユーザーからは「EC購入の不安が安心に変わった」「買ったことがないブランドの服もECで買えるようになった」などの声を得たという。
同社によると、「アバターなどでは得られない〝没入感〟をARでは提供できる。実際の試着とは違うが、サイズ感はもちろん、自分が可愛く見えるか、似合うかどうかが服を買う時に一番大事。それにはリアルタイムの映像が必要になるのでARを使う設計にした」(
顔写真
=鳥巣彩乃社長)という。
まずは、リアル店舗を持たずに試着の機会を提供できていないEC専業のほか、購入率の改善や返品率低減を図りたいアパレルメーカー、大手小売りなどへの導入を目指す考えで、すでにそうした企業が興味を示しているのに加え、下着やウエディングドレスのメーカーやデザイナーズブランドからも問い合わせがあるという。
前の記事へ
次の記事へ
そのほかの注目記事
FEATURED ARTICLE
OTHER
ラストワンマイル共同組合が運賃を引き下げへ、小型薄型宅配「宅配ミニ」荷物の対応サイズも拡大
ビームスが物流拠点を拡張移転 EC商品も在庫・出荷、自動搬送ロボで省人化
ヤマト運輸がバッテリー交換式EVで集配、自動車会社らと組み実用化へ実証を開始
出店ブランドの課題を解決 ゾゾタウンのデータを分析、服好きな社員が活躍
相川慎太郎社長に聞くサザビーリーグアウルスケープのこれから デジタルマーケ支援を外販、複雑化するブランド戦略をクリアに
カテゴリ一覧
投稿記事
特集
通販企業の動向
通販媒体の研究(紙・電波・店)
通販媒体の研究(インターネット)
通販関連の団体・官庁の動き
フルフィルメント
通販企業の商品戦略
通販・ECノウハウを学ぶ(専門家による解説記事など)
通販新聞電子版(PDF)
通販新聞のコラム
社説
DMプラザ
記者の目
ダウンロード商品
カートを見る
新規会員登録
お気に入り
ログイン
ホームに戻る
新サービスはAIとAR技術を活用し、ユーザーのスマートフォン上ですぐに使えて、没入感が高いバーチャル試着のプラットフォームだ。アプリ不要でリアリティーの高いARを表示でき、従来のバーチャル試着が持つエンタメ性と、EC売り上げに直結する販促効果を両立させたという。
導入企業にとってはアプリ開発や高額な導入・運用コスト、IT専門人材、洋服のCADデータなども不要だ。当該サービスのコードを通販サイトに埋め込むだけで試着サービスを始められるため、サイトからの離脱防止につながるほか、アプリをダウンロードしてもらうための広告費や手間がかからない利点もある。
EC利用者は商品ページに埋め込まれた試着ボタンをクリックするとすぐに、スマホのカメラを使ったバーチャル試着がスタート。ARで表示された洋服は360度身体に追従するため、後ろ姿も確認できる。
新サービスはレディースの洋服向けでスタートしたが、メンズや子供服にも展開できるのに加え、すでに技術的にはトップスとボトムスの2着同時試着も可能で、例えばシャツの裾のイン・アウトにも対応できる。
リアルの店舗ではなかなかできない、ブランドの垣根を越えたトップスとボトムスの同時試着も、複数ブランドで当該サービスを導入すれば可能だ。
コロナ禍でアパレルのEC利用は一気に高まったが、消費者の店頭回帰の傾向や、EC利用時の失敗体験もあって、ECの伸び率は鈍化している。
同社のアンケート調査によると、EC利用で失敗したユーザーは、ECで買うことをやめたり、何度でも返品できるサイトでしか購入しなくなったり、購入したことのないブランドや高単価な商品には手を出さなくなるなど、EC購入の選択肢を狭めてしまう傾向にあるという。
サリーワンツーセブンでは、自社運営するレディースアパレルの通販サイトにバーチャル試着を埋め込んで3カ月間検証した結果、バーチャル試着ありの服は試着なしの服に比べて販売数が2.5倍に、PV数は2.2倍になったほか、アイテムを見た5人にひとりがバーチャル試着を試した。
また、試着を体験したユーザーからは「EC購入の不安が安心に変わった」「買ったことがないブランドの服もECで買えるようになった」などの声を得たという。
同社によると、「アバターなどでは得られない〝没入感〟をARでは提供できる。実際の試着とは違うが、サイズ感はもちろん、自分が可愛く見えるか、似合うかどうかが服を買う時に一番大事。それにはリアルタイムの映像が必要になるのでARを使う設計にした」(顔写真=鳥巣彩乃社長)という。
まずは、リアル店舗を持たずに試着の機会を提供できていないEC専業のほか、購入率の改善や返品率低減を図りたいアパレルメーカー、大手小売りなどへの導入を目指す考えで、すでにそうした企業が興味を示しているのに加え、下着やウエディングドレスのメーカーやデザイナーズブランドからも問い合わせがあるという。