ネスレ日本がコーヒーメーカーを発売、ブラックコーヒーに特化

2025年09月03日 16:09

2025年09月03日 16:09

 ネスレ日本は9月2日から、コーヒーメーカーの新モデルを発売する。ブラックコーヒーに特化して、マシン1台で3つの抽出方法に対応する。本格的なコーヒーを好む層をターゲットに、新規顧客の獲得をめざしていく。


0903160816_68b7e9607d971.jpg 発売したのは「ネスカフェ ドルチェ グスト ネオ」(=画像、税込価格は2万2000円)。1台でドリップスタイルとアメリカーノスタイル、高圧エスプレッソスタイルの3つの抽出方法に対応している。

 挽きたてのコーヒー豆を密封した専用のコーヒーポッドはブラックコーヒーのみで7種類用意。ネスカフェドルチェグストメニュー3種と、スターバックスメニュー4種を展開する。マシンはポッドごとの最適な抽出方法を読み取って自動で抽出する。誰でも簡単に本格的な味わいを楽しむことができる。

 同社によると、国内市場はカプセル式コーヒーマシンのシェアは1桁で、ドリップスタイルが主流という。新マシンにドリップスタイル抽出を搭載し、国内の市場規模が大きいドリップコーヒー需要の獲得を狙う。

 またコーヒーを飲む日本人は1日平均2杯弱のコーヒーを飲むといわれ、時間帯やシーンにあわせて飲み分ける傾向にあるという。最適な抽出方法でいつでもフレッシュな1杯を楽しめる商品の認知を高め、シェア拡大をめざす。

 既存モデル「ネスカフェ ドルチェ グスト」は、コーヒー以外に抹茶ラテなどバラエティ豊かなラインアップが特長となる。さまざまな味わいを楽しみたいニーズに応える。「新モデルは本格的なソリューションをメインに訴求し、コーヒーに対する意識の違いで差別化する」(同社)とした。

 今後30~40代をターゲットにテレビやウェブ、イベントで認知度の拡大を目指す。購買層は50~60代を想定。通販サイトではポッドの購入量に応じてマシンを譲渡する仕組みを導入する。定期購入者向けにコーヒーポッドや専用ミルクフォーマーの割引特典を用意、継続利用を促す。

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