味の素AGFが「語らい」で体験価値向上、品質とは違う美味しさの実感へ品質とは違う美味しさの実感へ

2025年11月26日 17:05

2025年11月26日 17:05

 味の素AGFは、コーヒーの体験価値を高める取り組みをすすめる。無料通信アプリ「LINE」やスマートフォンの光を活用し、コーヒーを挟んでパートナーや家族などとの「語らい」や「心のつながり」をサポートする。「気持ちが入ることで価値が増幅するのは、コーヒーだからこそ可能。品質とは違った美味しさを実感することが、コーヒーの価値になる」(島本憲仁社長)とした。


1126170520_6926b4c0d455d.jpg 11月20日に「KATARAI BIYORI(かたらいびより)」を発売した。会話のきっかけや気持ちを伝える機会を創出し、パートナーとのコミュニケーションをサポートする。

 LINEを活用して、キャラクター「メェープルくん」が週1回質問を投げかける。回答結果はパートナーと共有し、お互いの新たな気づきや会話のきっかけにしていく。回答は保存し、自由に振り返ることができる。

 LINEを通じて月に1回「語らいDAY」を提案し、2人の会話を促す。LINE上で回答した内容を手紙にして、コーヒーなどの飲料とセットにした「語らいセット」を用意し、コミュニケーションの時間をサポートする。「語らいセット」は都度購入とし、ブラックコーヒーやラテなどのスイートドリンクなど4カテゴリーから選択できる。

 ユーザーからは利用後の感想をアンケートで収集。体験と気持ちの変化について分析し検証していく。データはギフト提案時に活用していく。

 ターゲットは新婚の夫婦や小さな子どもを持つ夫婦。漫画を活用してサービスを紹介する冊子を用意して、サービスへの理解を深める。SNSを中心にウェブ広告を展開するほか、飲食店でのサンプル配布やイベントなどへの出店を通じ新規顧客層との接点を増やす。自社通販サイト「AGFMALL」で販売する。

 また同日から、新たなコーヒーギフト4アイテムを発売した。パッケージやメッセージ、外箱のデザインを工夫して、会話が弾む仕掛けを施した。楽天に出店する公式サイトで先行販売し、12月以降にアマゾンでの販売を開始する。

 ドリップコーヒー「ちょっと贅沢な珈琲店」の「ドリップアソートムードタイム」は、外箱をランタンに見立て、2人のコミュニケーションを演出。箱に2人のスマートフォンのライトを入れると、隠しデザインが透けて珈琲店の光が浮かぶ仕組み。非日常的な空間を演出し、コーヒーを飲みながら、ゆっくりと話す時間をサポートする。

 ターゲットは忙しい共働き夫婦や子どもが独立した後の高齢夫婦のほか、子育て中の夫婦などを想定する。夜の時間を楽しめるようカフェインレスコーヒーを含むプレミアムドリップ2種をセットした。

 このほか、スティック飲料のギフトでは箱を広げるとトークテーマが現れて、自然に会話が弾みやすい仕掛けを施した。このほかに、メッセージカード選べるギフト商品も用意して、心のつながりを実感できるようにした。

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