老舗アパレルのフジスターは10月2日、今年4月に破産したレディースアパレルの通販サイト「イーザッカマニアストアーズ」を運営する有限会社ズーティーのEC事業を継承し、同事業の運営会社として新たに株式会社ズーティーを設立した。「イーザッカマニア」は近く、楽天市場での販売を再開する見込み。

　フジスターは、EC販売は今後も拡大が見込めることや、同社事業の中でも婦人服企画製造卸事業との関連性が高く、同社の生産背景を活用したシナジーが見込まれることから、「イーザッカ」の事業を継承したという。

　フジスターは昨年6月、CChannel（シーチャンネル）からファッション通販サイト「神戸レタス」を運営するマキシムを買収し子会社化しており、シナジーを追求するとともに効率化を図る狙いとみられる。

　新会社の代表取締役にはフジスターの藤井尊徳社長とマキシムの林純司CEOが就任した。「イーザッカ」の店長は浅野かおり氏が続投する。

　浅野店長は新生ズーティーのホームページ上で「再開のごあいさつ」を掲載（画像）。ズーティーおよび「イーザッカ」再開の経緯などを語っている。

　なお、旧ズーティーの「イーザッカ」は若年女性をメインターゲットに幅広いレディースアパレルとファッション雑貨を自社ECと複数のECモールで販売。今年1月の「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2024」では「レディースファッションジャンル大賞」と「総合第4位」をダブル受賞していた。