「『LINE』と『AI』で送客強化を」——。LINEヤフーは3月7日、運営する仮想モール「ヤフーショッピング」の優良店を表彰する「ベストストアアワード2025」の表彰式を都内で開催した(4面に関連記事)。表彰式に冒頭、出澤剛社長(=写真㊤)が登壇して、「ヤフーショッピング」の今後の方針を説明した。
出澤社長は「『ヤフーショッピング』は当社にとって非常に重要な事業。25年は良い形で着地できる見込み。26年はさらにアクセルを踏み、盛り上げていきたい」とした上で「26年は『LINE』との連携が本格的に始まる。これまでは『ヤフーショッピング』を売り場として活用してきたが、今後は『LINEヤフーショッピング』『ヤフーLINEコマース』として提案型の売り場を提供しユーザーのあらゆる接点で売り場や会話が広がるような戦略を考えている。また、AIの活用。先週(2月25日)はユーザー向け(「ヤフーショッピング」内での一連の購買行動全体を生成AIがサポートする新機能「Yahoo!ショッピングAIエージェント」)、今週(3月2日)からはストア向け(ヤフーショッピングでのストア管理業務をAIが支援する「Yahoo!ECPilot」)と新たなAIサービスを開始した。ユーザーとの接点作りと業務効率化の両面でストアのビジネス成長を支援したい。2026年はこの2つ(LINEとAI)で大きく伸ばしていきたい」とした。
続いて「ヤフーショッピング」事業などを統括するコマースドメインショッピングSBU統括本部長の杉本務氏(=写真㊦)が登壇。まず、「ヤフーショッピング」の成長について説明。買い物額に応じて付与するポイントについて、昨年2月にこれまで設けていなかった使用期限を設け、かつ使用先を従来までのように他のPayPay加盟店での決済時にも使用できるものではなく、「ヤフーショッピング」など自社グループのサービスに限定した「PayPayポイント(期間限定)」に切り替えた効果や大型販促実施などによる「マーケティングの強化」と「在庫と価格の同時編集」や「SKUごとの配送グループ設定」「SKUごとの価格管理」といった昨年実施したストアツールの改善やストア内検索をモール検索に統合したり、ストア内回遊の促進、レビューアッププログラムの実施などによる利用者の探しやすさ、買いやすさを向上させる施策といった「購買体験の改善」が成長に奏功したと説明。
杉本氏によると、特にポイントの切り替えの効果は著しかったようで、ポイントが失効する月末には駆け込みで注文数が大幅に伸びたほか、同じくポイント切り替えに対応して昨年11月からスタートしたポイント数に応じてランクを分け、上位ランクほどよりよい特典を付与する会員制度「ヤフショランク」の特典として一定ランクのユーザーのみが参加できるセール「ヤフショ感謝デー」の販促効果も「想定を超えて非常に好調に推移した」とした。
また、「大型販促で(売り上げの)山を作るという構造が定着した」とし、ほぼ毎月、何らかの大型セールを行う販促策も効果的だったよう。特に11月に開催した「ブラックフライデー」の流通総額は前年比163%増と急伸したようだ。
こうした施策などの効果で「ヤフーショッピング」の2025年(1〜12月)の新規ユーザー数は前年同期比18%増、同社基準によるヘビーユーザー数は同10%増、注文者数は同10%増、取扱高は同8%となり、「高い成長を遂げた1年だった」とした。
2026年は「大きな変革とチャンスの年」と位置づけ、4月から本格化する「LINEアプリ」上に設置している「ショッピングタブ」を経由して「ヤフーショッピング」にLINEユーザーを送客する施策など「LINE」との連携を通じた潜在層へのリーチ拡大と「Yahoo!ショッピングAIエージェント」でユーザーの買い物支援と「Yahoo! EC Pilot」での出店者のオペレーション効率化を図り、また、商品レビューへの返信機能やLINEターゲティング配信機能などストア運営の利便性向上につながるストアツールの機能改善に加え、「Yahoo!ショッピングアフィリエイト」を軸としたSNS経由流入の拡大や越境販路の強化にも取り組み、出店者の販売機会を拡大していくとした。
「『LINE』と『AI』で送客強化を」——。LINEヤフーは3月7日、運営する仮想モール「ヤフーショッピング」の優良店を表彰する「ベストストアアワード2025」の表彰式を都内で開催した(4面に関連記事)。表彰式に冒頭、出澤剛社長(=写真㊤)が登壇して、「ヤフーショッピング」の今後の方針を説明した。
続いて「ヤフーショッピング」事業などを統括するコマースドメインショッピングSBU統括本部長の杉本務氏(=写真㊦)が登壇。まず、「ヤフーショッピング」の成長について説明。買い物額に応じて付与するポイントについて、昨年2月にこれまで設けていなかった使用期限を設け、かつ使用先を従来までのように他のPayPay加盟店での決済時にも使用できるものではなく、「ヤフーショッピング」など自社グループのサービスに限定した「PayPayポイント(期間限定)」に切り替えた効果や大型販促実施などによる「マーケティングの強化」と「在庫と価格の同時編集」や「SKUごとの配送グループ設定」「SKUごとの価格管理」といった昨年実施したストアツールの改善やストア内検索をモール検索に統合したり、ストア内回遊の促進、レビューアッププログラムの実施などによる利用者の探しやすさ、買いやすさを向上させる施策といった「購買体験の改善」が成長に奏功したと説明。
また、「大型販促で(売り上げの)山を作るという構造が定着した」とし、ほぼ毎月、何らかの大型セールを行う販促策も効果的だったよう。特に11月に開催した「ブラックフライデー」の流通総額は前年比163%増と急伸したようだ。
こうした施策などの効果で「ヤフーショッピング」の2025年(1〜12月)の新規ユーザー数は前年同期比18%増、同社基準によるヘビーユーザー数は同10%増、注文者数は同10%増、取扱高は同8%となり、「高い成長を遂げた1年だった」とした。
2026年は「大きな変革とチャンスの年」と位置づけ、4月から本格化する「LINEアプリ」上に設置している「ショッピングタブ」を経由して「ヤフーショッピング」にLINEユーザーを送客する施策など「LINE」との連携を通じた潜在層へのリーチ拡大と「Yahoo!ショッピングAIエージェント」でユーザーの買い物支援と「Yahoo! EC Pilot」での出店者のオペレーション効率化を図り、また、商品レビューへの返信機能やLINEターゲティング配信機能などストア運営の利便性向上につながるストアツールの機能改善に加え、「Yahoo!ショッピングアフィリエイト」を軸としたSNS経由流入の拡大や越境販路の強化にも取り組み、出店者の販売機会を拡大していくとした。