ファンケルが「えんきん」を再強化 「目の潤い」訴求、新規客と接点

2026年01月14日 15:17

2026年01月14日 15:17

 ファンケルは、アイケアサプリメントの市場開拓を再び強化する。主力の「えんきん」は、機能性表示食品制度を追い風に一時、シリーズ売上高約50億円とスター製品に成長した(18年時点)。ただ、ここ数年は競合の増加からシェア争いで苦戦する。2月に機能を追加した新製品を投入。サプリメントの利用に至っていない潜在ユーザーの開拓を進める。


0114161226_696741da4a0c8.jpg 2月17日に「えんきんプレミアム」(=画像、税込4700円)を発売する。価格は、従来の「えんきん」より約2500円高い。ルイボスエキスに含まれるポリフェノールの一種「E6CG」を機能性表示成分に「目のうるおいを保つ」といった機能を表示。これを含め5機能を表示することで、製品の付加価値を高めるとともに、アプローチの幅を広げる。


 近年、スマートフォンやPCなどデジタルデバイスの利用で目の疲れを意識する消費者が増えている。スマホの使用時間は約20年で15倍になり、1日160分を超えるという(25年時点)。


 目のうるおいに関係するまばたきは、デジタルデバイス利用時にリラックス時の3分の1にあたる7回程度(1分間)に減少し、加齢に伴う涙液の減少で「目のうるおい不足」が顕著になる傾向がある。40〜60代女性に対する自社アンケートでも「目の疲労感、渇き」、「手元のピントが合わない」といった悩みが上位にあがる。


 ただ、自社調べでは、目に関する悩みを抱える層のうち、サプリメント摂取など「対処層」は8%にとどまり、「未対処層」は59%にのぼるという。他社からのブランドスイッチではなく、ウェブやSNSで新規顧客との接点を狙う。今後の広告露出は、「えんきんプレミアムが8割、えんきんが2割程度を想定している。デジタルデバイスの利用環境の変化を背景に訴求を検討する」(同社)としている。


 「E6CG」は、涙腺に存在する受容体を活性化し、涙の量を増やす機能がある。水に溶けやすい性質を持つため体内で吸収されやすい一方、カプセルの被膜に影響を与え、カプセルが割れやすくする特性もある。ファンケルでは、独自の乳化技術で吸収性と安定性を高め差別化する。


 従来の「えんきん」は、アスタキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチンを機能性関与成分に「目の疲労感軽減」など4機能を表示していた。

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