ニトリが春夏新商品で価格訴求、リカバリーウェアにも参入

2026年02月25日 14:42

2026年02月25日 14:42

 ニトリは2月17日、都内で商品展示会を開催し、今春夏向けの新商品などを発表した。今年は3月〜6月にかけて3500商品を発売する予定で、今回はその内の300商品を展示。コーディネートセット家具をはじめ、同社初となるリカバリーウェア、強化中のオリジナル家電、AI活用のマットレスなどを発売していく。



0226094137_699f96c10f544.jpg 登壇した似鳥昭雄会長兼社長は、昨年から組織変更を行い、自身が商品本部長に就任して陣頭指揮を執っていることに触れ「やり方を変える。マーチャンダイズのために海外に行く期間も2倍にして、新しい商品の導入(割合)も年間15%程度から40%にしていく。現状では30%まで来た」と説明。MD担当の人員も増加しながら、商品の企画開発から発売までの期間も短縮して、市場への投入スピードを高めているとした。

 とりわけ、今期については物価高が進む中で、購入しやすい価格帯の商品開発に注力。 主な新商品としてまずは、コーディネート家具の「ナチュラル&ブラック家具KPシリーズ」(9万8410円)があり、ダイニングテーブルセットをはじめ、コンパクトソファーや自宅での仕事用デスク・チェアなど9点合計でも10万円以下となる低価格帯で訴求。

 また、同社初のリカバリーウェア商品として、「Nミラクシリーズ」を発売。原材料繊維に高純度セラミックスを定着する加工を施したもので、遠赤外線の血行促進作用による疲労回復や筋肉のコリを軽減する効果が期待できるという。競合他社では1万円を超える商品も少なくない中、同シリーズでは1490円から展開。半袖Tシャツや長袖、パンツ、パジャマタイプなどをはじめ、同素材を使った枕や布団、シーツまで横展開しており、寝具商品としてのまとめ買いを促している。2月の発売以降、順調に推移しているようで、店頭で素材の肌触りや質感を確認し、ECから購入するケースも多いとした。

 家電では、目玉商品として、大型テレビの「mini LED」を発売。4K対応のスマートテレビとして65インチでは9万9900円で取り扱う。

 そのほか、新ジャンルとしてAIによるビッグデータ解析から生まれたアルゴリズムを搭載した「AIマットレス」(39万9900円)も発売する。身長・体重・寝姿勢の変化を感知して、内蔵の「エアスプリング」が各部の硬さを自動で調整。睡眠中に常に身体にフィットして、耐圧分散を発揮するとした。

 なお、今回の新商品は春の新生活に向けて家具、家電類が大きく動く商戦期に投入するものでもあり、同社でも相当数の需要を見込んでいる。永井弘専務は「家具を中心に、よりアフォーダブル(手ごろ)な価格帯にした。ここは大分ネット専業の会社に取られているのも事実。そうしたマーケットや価格を精査した上で『この価格で素敵なものが買えること』に力点を置いた」とし、ECで拡大する低価格の家具・家電の市場動向も一部踏まえながら、ラインアップを展開しているとした。

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