〈「ティックトックショップ」最新事情 〉 「継続」「労務」が鍵に

2026年06月03日 14:50

2026年06月03日 14:50

 昨年6月に鳴り物入りでスタートした、「TikTok(ティックトック)」のEC機能である「ティックトックショップ」。プラットフォーム側は「数年前に開始したイギリスやアメリカと比較しても非常に順調」と強気な姿勢を崩さないが、出店者からは「思っていたほど売れない」「安売りセラーばかりが目立っている」という不満の声も。EC企業にとってティックトックのライブコマースは有望な販売チャネルなのか。出店者に取材した。

〈通販新聞6月11日付 第2041号(2026年6月4日発行)1面〉


ヨドバシカメラ

低単価商材でノウハウ蓄積


 家電量販店大手のヨドバシカメラでは、昨年年11月から「ティックトックショップ」を活用している。

 ヨドバシの関連会社で、同社ティックトックショップを運営するトレンドキャスケットの二階堂京介社長は「ティックトックショップ上陸前から注目しており、サービス開始後に『新しいリテールの形ができるかもしれない』という話をヨドバシの定例会議でしたら『ではやってみよう』ということになった」と明かす。

 ヨドバシの場合、自社通販サイトは2000億円を超える売上高を誇るものの、これまで仮想モールに出店したことはない。なぜティックトックショップに出店したのか。「ティックトックショップにはEC機能があるのは事実だが、何よりライブコマースのUIが素晴らしい。一方でフルフィルメント機能に関しては、ヨドバシが使っているものをそのままAPIで繋ぐことができる。ヨドバシの強みは何といっても物流にある。これを活かしながらティックトックショップと連携できるのではないかと考えた」(二階堂社長)。そのため、「ヨドバシ.com」の大きな特徴である「最短翌日配送」や「全品送料無料」をティックトックショップでも打ち出すことが可能となった。

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