令和8年 熊本地震関連

2026年08月06日 18:05

2026年08月06日 18:05



再春館製薬所が被災2日で営業再開

社員寮開放し、被災家族支援


 再春館製薬所は、7月28日の熊本地震発生から2日後の同月30日、顧客対応窓口、自社製造工場の製造・発送業務を通常再開した。並行して、社員寮の無償開放、災害支援物資の提供など支援活動を開始した。

 7月31日に被災した医療・福祉機関への災害備蓄物資の無償提供を始めた。関連会社で医療法人を運営する桜十字グループの物資集積拠点に自社の備蓄物資を輸送・提供した。提供物資は、フェイスタオル832枚、生理用品7280枚、簡易トイレ1000回分、幼児用おむつ528枚。

 8月1日には、避難生活を送る小学生以下の子供を持つ母子世帯を対象に、社員寮を無償開放した。1カ月をめどに被災状況や自治体による仮設住宅の整備状況に応じて期間延長を検討する。生活再建の相談も受ける。

 10年前に発生した熊本地震の被災体験をもとに策定したBCP(事業継続計画)モデルに基づき運用した。当時の初期対応の経験を踏まえ、災害直後から社員とその家族を守ることを最優先としつつ、顧客、協力会社、地域への貢献を基本方針に、自社施設、備蓄物資の有効活用、段階的な支援を行う。

 同社の西川正明社長は、「10年前の被災で、地域社会を支える民間企業が迅速に事業を再開し、雇用と経済を守り続けることが地域社会の安心につながることを学んだ。今後も熊本に生まれ、育ててもらった企業として、地元の方々が1日も早く日常を取り戻していけるよう全社一丸となって支援と復興に取り組む」としている。


財宝が被災地に温泉水

「水確保」課題の断水地域に


 財宝は、7月28日に発生した熊本地震を受け、断水が発生した地域に温泉水を提供している。熊本県を震源とする地震では鹿児島県内でも被害がでた。自社工場は震源地と距離もあり、「通常の生産体制を継続できている」(同社)としている。

 本社、製造工場など自社保有の全施設の従業員とその家族の安全も確認できている。

 被災地支援では、熊本県で被害が甚大であり、断水によりとくに水を必要としている宇城市、八代市に温泉水を提供している。顧客からも「被災地支援を目的に水を送りたい」という声が寄せられており、こうした注文にも可能な限り対応している。「今回の震災ではとくに影響はなく、むしろ被災者の方々を支えていく立場にあると考えている」(同社)としている。

 熊本地震では、断水により「水の確保」が課題になった。熊本市内は断水が3日に解消したが、宇城市、八代市など計約4万世帯は今も断水が続く。国土交通省は、8月末に県内の上下水道の復旧が完了する見込みと発表している。


キリンHD

八代工場、地震影響で操業停止


 キリンホールディングスは、ジンや焼酎を製造するメルシャンの八代工場(熊本県八代市)について、6日時点で操業を停止している。同県で発生した地震の影響で操業を停止した。従業員の安否については、全員無事を確認している。

 製造工場内の建屋に一部損傷がみられたため操業を停止した。アルコール、蒸留酒の製造ラインの操業を停止している。

 キリンHDは、被災地支援を目的に7月31日、義援金1000万円、救援物資として清涼飲料水約2万本を寄付する予定。今後も司祭の状況に応じて追加支援を検討していく。グループのファンケルは、8月6日から熊本地震の被災地支援を目的に顧客のポイント寄付(1ポイント=1円)を始めた。9月30日まで行い、日本赤十字社に寄付する。

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