ROMSのボット1台完結の自動倉庫、スモールスタート可能で導入促す

2026年09月09日 15:45

2026年09月09日 15:45

 物流関連機器の開発、販売を手掛けるROMSが1台のボットが棚の中を自ら昇降してケースを取り出し、そのまま地面を走行して入出庫ステーションまで運ぶ自動倉庫「NINBUS(ニンバス)」を開発した。ボット1台、棚1連の最小単位から導入できるほか、ボットはレンタルも行う予定。また、変形地や狭い場所にも設置できるため、導入する事業者の事業規模や事業成長などに合わせて自動倉庫を拡張、調整できることが特徴。通販事業者らに向けて導入を進めていく。


0910134533_6aa235edd5174.jpg 「NINBUS」は75リットルのオリコンやトレイなどを内部に入れて運ぶできるボットが自走および昇降して保管棚へ商品を収納および出庫するケース自動倉庫。全方向駆動というボットの特性を生かし、最大4列(左右8列)の保管を可能にする。一般的な中・軽量の保管棚と比べると3倍の保管量を確保できるという。

 1台で商品の入出庫が可能なボットと保管棚というシンプルな構成のため、貨物用エレベーターでも搬入でき、トラックバースや大型の搬入口を持たないボックス型倉庫や低天井・変形地・狭小スペースなど、従来型の自動倉庫では導入が難しかった既存建屋にも設置できる。また、処理能力はボットの台数を増やすことで高めることができ、ボットは買い切りやリースに加えて月額制のレンタルも行う予定で入出荷量が少ない小規模事業者から大手事業者までをカバーできるほか、事業の成長や繁忙期や閑散期などに合わせて調整できるという。

 一般的な自動倉庫は大型の棚やクレーン、コンベアといった設備のため、まとまった矩形地や天井の高い倉庫が必要かつ多額の初期コストが発生する一方で、「NINBUS」は変形地・狭小地でも導入できかつ高密度保管が可能で、スモールスタートができることで差別化を図り、多品種小ロットのバラ出荷が中心となる自社物流を持つ通販事業者や3PL事業者、多品種の部材を扱うメーカーらをターゲットに今冬から本格的に営業を開始して導入を進める考え。

 なお、「NINBUS」の価格は明らかにしていない。「導入されるボット台数やラック構成、現場の要件によって変動するため、個別見積りとなる」(同社)としている。

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