通販新聞のコラム COLUMN
699件の記事があります。
2017年10月05日 17:10
衣料品不況の総合通販、家具・インテリアに勝機も
顧客との結びつきが強い総合通販各社は、ユーザーの声を反映することで商品力を高められる家具・インテリア領域にこれまで以上に力を注いではどうか。 「花形」とも言えるファッションカテゴリーは昨今、安価かつ投入頻度の高いファストファッションブランドや、「ゾゾタウン」に代表される圧倒的な品ぞろえと利便性など
2017年10月05日 17:10
衣料品不況の総合通販、家具・インテリアに勝機も
顧客との結びつきが強い総合通販各社は、ユーザーの声を反映することで商品力を高められる家具・インテリア領域にこれまで以上に力を注いではどうか。 「花形」とも言えるファッションカテゴリーは昨今、安価かつ投入頻度の高いファストファッションブランドや、「ゾゾタウン」に代表される圧倒的な品ぞろえと利便性など
2017年09月28日 09:43
台湾経由で中国へ
中国向け越境ECをめぐる状況が変わりつつあるようだ。越境EC支援会社の担当者によると「全体の市場は大きいが、開拓するのが難しいと感じている企業は増えている」と指摘する。そこで人気なのが台湾だとか。 「年初は健康食品や化粧品の単品通販系が次々に参入していたが、最近はアパレルや食品も増えつつある」と先の
2017年09月21日 16:43
流行語の本命か?
昨年は「神ってる」が年間大賞となったユーキャン新語・流行語大賞。今年のトップ10発表まで2カ月ほどあるが、「インスタ映え」や、連勝記録を塗り替えた中学生プロ棋士の「藤井四段フィーバー」、政治関連では「忖度(そんたく)」、女性芸人の「35億」などは堅そうだ。 中でも「インスタ映え」はフォトジェニック
2017年09月07日 10:52
「HMB」に見る市場
「HMBもそろそろ終わり」。ある健食の企画会社の社長はこう話す。HMBは筋力の維持が期待される素材。だが、ウェブではアフィリエイトの成果報酬が急速に高騰しているため「終わり」という。 HMBは機能性表示食品の届出もある。だが、ウェブではもっぱら本来の機能を超えた"筋肉増強"のイメージで売られる。広告
2017年09月07日 10:52
「HMB」に見る市場
「HMBもそろそろ終わり」。ある健食の企画会社の社長はこう話す。HMBは筋力の維持が期待される素材。だが、ウェブではアフィリエイトの成果報酬が急速に高騰しているため「終わり」という。 HMBは機能性表示食品の届出もある。だが、ウェブではもっぱら本来の機能を超えた"筋肉増強"のイメージで売られる。広告
2017年08月31日 18:39
現場への心配り
あるメーカーの通販事業で大幅な減収があった。理由は商品ラインアップの減少。競合他社に制作担当の人材をまとめて引き抜かれたのが原因だという。 会社側も抜けた社員達が不満を持っていたことは把握していたがそこまで緊迫した事態とは捉えておらず、気が付いた時には部署単位で人材が流出してしまったという。熟練技
2017年08月24日 10:56
"新たな可能性"活かせ
米アマゾンが8月15日から一部地域でネットで受注後、2分以内に専用ロッカーで商品を受け取れる「インスタント・ピックアップ」なる新サービスを始めた。すぐ必要となる菓子や飲料など数百点を選び、その中から利用者が注文した商品をスタッフが受注後すぐに受取ロッカーに搬送、専用バーコードをかざして開錠し商品を
2017年08月24日 10:56
"新たな可能性"活かせ
米アマゾンが8月15日から一部地域でネットで受注後、2分以内に専用ロッカーで商品を受け取れる「インスタント・ピックアップ」なる新サービスを始めた。すぐ必要となる菓子や飲料など数百点を選び、その中から利用者が注文した商品をスタッフが受注後すぐに受取ロッカーに搬送、専用バーコードをかざして開錠し商品を
2017年08月17日 11:31
根本的な対策を
不正アクセスなど、頻発する通販サイトのセキュリティー問題。多くのネット販売企業は、サイト構築・運営を外部企業に委託しているが、専門家は「セキュリティーに強いベンダーを選ぶ必要があるのでは」と話す。 とはいえ、これは外部から判断するのは難しく、またスキルの高いエンジニアを抱えていたとしても、該当者が担
2017年08月03日 17:33
運賃アップの波紋
宅配大手の運賃値上げが波紋を呼んでいる。ある通販企業の場合、全体の半分近くをヤマト運輸に頼んでいるが、値上げになるため頭を抱えている。 「こんなことじゃ、年末年始にかけてつぶれる通販企業も出るんじゃないか」と担当者は危惧する。その企業は対策として送料を値上げするか、現行の配送サービスの維持を目指し
2017年07月27日 15:41
2度の値上げ要請
宅配便の値上げ交渉が通販企業と宅配便業者との間で行われているが、ある企業は3月に値上げに応じていた。それなのに2カ月後、再び値上げ要請を受けたという。 担当者は短期間での2度にわたる値上げに呆れるとともに、宅配便業者の不誠実さに憤っていた。1度目の値上げした料金で暫くは引き受けるとの約束を反故にし
2017年07月20日 11:19
送料負担は社会的コスト?
運送会社の荷主に対する配送費値上げの要請が本格化している。配送員の労働環境に根ざす理由で世論も同調しており"社会コスト"として顧客に転嫁できると判断し、早々に送料値上げを表明する通販企業も出てきた。 だが、「社会的コストとして全体で負担」という風潮は皮肉にも送料値上げのトリガーとなったアマゾンが壊す
2017年07月20日 11:19
送料負担は社会的コスト?
運送会社の荷主に対する配送費値上げの要請が本格化している。配送員の労働環境に根ざす理由で世論も同調しており"社会コスト"として顧客に転嫁できると判断し、早々に送料値上げを表明する通販企業も出てきた。 だが、「社会的コストとして全体で負担」という風潮は皮肉にも送料値上げのトリガーとなったアマゾンが壊す
2017年07月19日 09:13
「職権探知」減少の背景
景品表示法の調査は、行政職員の「職権探知」か、外部からの「通報」で始まる。通報は増加傾向。一方で職権探知はここ数年、年120~150件で推移していたものが16年度は45件と大幅に減った。 消費者庁は「執行体制に変化はない」と話す。ただ、背景には景表法が消費者庁に移管され、公正競争の維持
2017年07月19日 09:13
「職権探知」減少の背景
景品表示法の調査は、行政職員の「職権探知」か、外部からの「通報」で始まる。通報は増加傾向。一方で職権探知はここ数年、年120~150件で推移していたものが16年度は45件と大幅に減った。 消費者庁は「執行体制に変化はない」と話す。ただ、背景には景表法が消費者庁に移管され、公正競争の維持
2017年07月06日 11:10
「玄関配達」の利便性
先日、海外通販を利用したのだが、配達業者であるUPSの不在票がポストに入っていた。UPSは配達時間の細かい指定ができず、平日夜間や土日に配達してもらいたい場合は、業者をヤマト運輸に変更する必要があるので、普段のきめ細やかなサービスに慣れていると不便に感じてしまうのだが、「不在時に玄関先や駐車場など
2017年07月06日 11:10
「玄関配達」の利便性
先日、海外通販を利用したのだが、配達業者であるUPSの不在票がポストに入っていた。UPSは配達時間の細かい指定ができず、平日夜間や土日に配達してもらいたい場合は、業者をヤマト運輸に変更する必要があるので、普段のきめ細やかなサービスに慣れていると不便に感じてしまうのだが、「不在時に玄関先や駐車場など
2017年06月29日 16:40
シニア層との接点
所有することを重視する「モノ消費」ではなく、趣味や体験型のサービスなどにお金を使う「コト消費」が注目されるようになって久しい。旅先では外国人に負けず劣らず元気なお年寄りの姿も目立つ。 最近ではクルーズ旅行がブームのようで、昨年、オットージャパンが創立30周年を記念して豪華客船の旅に10組20人を招待
2017年06月22日 14:30
信頼関係が不可欠
「ヤマトへの依存が高いが今後の対応は」、「送料などの課題をどう改善するか」。オイシックスの株主総会で、個人株主から配送に関する質問が目立った。 配送は事業者にとって重要な経営課題。昨今、配送料金値上げの問題が大きく取り上げられ、関心が低かった消費者も重要視する。 ある通販会社のトップは「顧客と事業
2017年06月15日 20:00
アマゾンがヤバイ
米国で毎年この時期に世界最大のネットショップの展示会「IRCE」が開催される。今年も6月上旬にシカゴであったのだが、参加したECコンサルタントによると、「アマゾンがヤバイ」という。 「ヤバイ」の根拠に挙げたのがこんな数字。「2016年における米国EC売上高の40%をアマゾンが占めている」「米国世帯
2017年06月01日 10:20
普段使いの提案を
切り花や鉢物などが主力の「花き」業界。近年はネットで花を注文する消費者が増えてきているものの、若者を中心に花を贈る習慣が減っていることもあり、花き業界全体の市場は縮小している。 何年か前にはサントリーホールディングスが青いバラの商品化に成功して話題となったり、バレンタインデーに男性から女性に花を贈
2017年05月25日 11:04
人材不足にあえぐ輸送業界
輸送業界の人手不足が深刻化している。長距離ドライバーの高齢化やネット販売市場の拡大で宅配便の配達が追い付かないといった問題を引き起こしているが、ヤマト運輸の運賃値上げはまさに人手不足が大きな要因で、通販業界にとっても影を落としている。 人手不足は今後、一層進展していくことになるが、その課題解決に向
2017年05月25日 11:04
人材不足にあえぐ輸送業界
輸送業界の人手不足が深刻化している。長距離ドライバーの高齢化やネット販売市場の拡大で宅配便の配達が追い付かないといった問題を引き起こしているが、ヤマト運輸の運賃値上げはまさに人手不足が大きな要因で、通販業界にとっても影を落としている。 人手不足は今後、一層進展していくことになるが、その課題解決に向
2017年05月11日 11:00
定期縛りの限界
行政や消費者団体がさかんに問題視する健康食品の定期縛り。多いものでは6回の購入を求めるものもある。 そもそも定期縛りはアフィリエイターに高い報酬を支払い、自社商品を広告してもらうために生まれた。ブランド力、資本力のない新興企業は、複数回の購入が約束されれば購入単価を高め、先行投資を抑えて高額報酬を
2017年04月27日 15:01
国交省の総合物流大綱、EC市場拡大見据えた内容を
ヤマト運輸が4月24日から当日の再配達依頼の締め切り時間を変更した。テレビや一般紙でも、その話題が大きく取り上げられた。これまでの顧客志向のサービスのレベルが引き下げられることや、一方で再配達削減に向けた宅配ロッカー・ボックスの取り組みが活発になっていることなどが報道され、広く一般に関心が持たれる
2017年04月27日 15:01
国交省の総合物流大綱、EC市場拡大見据えた内容を
ヤマト運輸が4月24日から当日の再配達依頼の締め切り時間を変更した。テレビや一般紙でも、その話題が大きく取り上げられた。これまでの顧客志向のサービスのレベルが引き下げられることや、一方で再配達削減に向けた宅配ロッカー・ボックスの取り組みが活発になっていることなどが報道され、広く一般に関心が持たれる
2017年04月13日 10:49
〝物流〟学べる場を
3月22日開催の総合物流大綱第2回有識者検討会で国内の大学においてロジスティクスを専攻できる学部・学科がほとんどないとの話題が挙がった。米国、そして同国で数多くの留学生が学んだ中国に後塵を拝しているとのことだった。 日本企業は商品開発部門の人材を欲する一方、物流専門家のニーズがないのが、その理由。