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リッチー・エブリデイ 代官山に直営店を開設、ウガンダ発ブランドを発信

2019年 5月20日 13:00

 RICCI EVERYDAY(リッチー・エブリデイ)はアフリカのウガンダ発ブランド「リッチー・エブリデイ」を展開。「アフリカンプリント」と呼ばれる独特な模様や色使いが特徴の布地を使い、バッグやポーチをメインに販売している。このほど東京・代官山に日本初の直営店を開設。店舗を通じてアフリカやブランドの魅力を発信する。今後は店舗と通販サイトとの連携も目指していく。

 「リッチー・エブリデイ」の商品の価格帯は1万円前後。ファッションにこだわりを持つ感度の高い女性をターゲットにしている。昨年4月にはカタログハウスの通販カタログ「通販生活」で限定商品の販売も実施した。

 2015年に同社を設立した仲本千津COOは、それまで農業NGOに参画してウガンダの首都カンパラに駐在していた。そこで「女性と布に魅了された」(仲本COO)という。

 ウガンダは定職に就ける人が少なく、安定した生活を送ることが難しい。そんな中、ミシン一台で生計を立てている人に注目し、現地の女性らとともにアフリカの布を使用したバッグを作るブランドを立ち上げた。ウガンダに直営工場を構え、今では現地のシングルマザーや元子供兵ら約20人を雇用している。

 現在、ウガンダに直営店2店舗を展開。日本国内では通販サイトによるネット販売のほか、百貨店でのポップアップストアなどを展開している。5月11日には日本で初の直営店を代官山に立ち上げた。

 店内にはバッグや最近取り扱いを始めた衣料品などが陳列されており、商品の鮮やかな色合いに目を奪われる。アフリカンプリントの布の販売やワンピースなどのカスタムオーダーも行う。

 来店客がアフリカやブランドを体験できる仕掛けとして、仮想現実(VR)の装置も用意。専用のデバイスを使うとウガンダの工房や現地のマーケットの様子を疑似体験できる。

 今後は商品ラインアップの拡充に加え、通販サイトを強化していく。サイト上でさまざまな布を閲覧できたり、商品をカスタマイズできるようにするなどして「店頭とオンラインストアをとシームレスにしていく」(仲本COO)という計画だ。

 
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