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JMFとイオンモール 名古屋のSCでEC開始へ、店頭在庫をEC販売、約30店舗から順次拡大

2021年 7月15日 13:01

 日本都市ファンド投資法人(JMF)とイオンモールは8月15日、運営する名古屋市内のショッピングセンター(SC)「mozoワンダーシティ」で、店頭在庫を販売する通販サイト「mozoPLUS(モゾプラス)」(画像はイメージ)をオープンする。

 各テナントショップが持つ店舗在庫を営業時間外も含めて24時間眠らせない仕組みを整えることで、各テナントの売り上げ拡大をサポートする。スタート時の参加ショップ数は約30店舗で、順次拡大する。

 「モゾプラス」は同商業施設内の店頭在庫を販売できるECプラットフォームで、ハブアンドスポークとクルーズECパートナーズ、ワールドサプライ、トリニティーズの4社が共同で構築したSC向けのECプラットフォーム「SCEC」を初採用した事例となる。

 従来、SCの通販サイトの多くは倉庫在庫を活用するため、ECで購入されても施設に入居するショップの売り上げにはならないケースがほとんどだ。

 「モゾプラス」では実店舗にある在庫を活用。売り上げは各ショップに計上されるため、店舗スタッフのモチベーション向上にもつながる。

 商品の出品については、「モゾプラス」に参加するテナントのスタッフが店頭や本部などから出品する。CtoCアプリのようにスマートフォンでも手軽に操作可能で、商品は1個単位で出品できるほか、サイズやカラーなど商品詳細を含むテナントスタッフのコメントも入力できる。

 「モゾプラス」にはストーリー型オンライン接客ツール「ザッピング」を搭載。テナントスタッフによるストーリー動画投稿からの購入導線も用意したほか、ザッピング動画をSNSで発信することもできる。

 また、「モゾプラス」での注文確定後には館内を巡回するワールドサプライ社の物流専属スタッフがテナントの店頭まで商品を受け取りに行き、伝票記入の手間などを軽減することで、テナント側は店頭での接客に集中できる体制を整備しているという。

 「モゾプラス」のユーザーは、商品購入後は自宅配送か、施設内の店頭受け取りが選べる。館内4階には有人の受け取りカウンターを設置する予定で、利用者は受け取りや返品なども同カウンターでできる。加えて、受け取りロッカーの導入も計画されていることから、施設の営業時間に関係なく商品の受け取りをできるようにするという。

 また、20万人を超える同SCのアプリ「モゾアプリ」会員であれば、番号情報などを連携することで、実店舗とオンラインのどちらの買い物でもポイントを貯めたり、利用することができる。

 施設側としても、「モゾアプリ」と「モゾプラス」を連携させて購買データを蓄積し、SCおよびテナントの販売促進にも活用することで商圏のユーザーに合わせたカスタマイズと満足度の高いSC運営につなげる。

 なお、ワールドサプライ社によって「モゾプラス」の購入商品は一カ所に集められ、オリジナル包材に複数店舗の商品を同梱することで”まとめ配送”を可能にし、利用者が複数回受け取るというストレスも軽減する。

 
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