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好調ネット販売企業の研究、ピジョン、モール展開で4000商品

2010年11月 7日 20:58

マタニティー、ベビー用品など他社ブランドも積極投入

ベビー、マタニティー用品などの製造・販売を手掛けるピジョン(本社・東京都中央区、大越昭夫社長)のネット販売事業が好調に推移している。2007年に自社で本格稼動させた「ピジョンモール」をはじめ、楽天市場、ヤフーショッピング、アマゾンの大手モールでベビー、マタニティー用品の販売を展開。4サイト合計で月間3000~3200万円を売り上げている。
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 同社がネット販売を開始したのは01年頃。当時は卸売りとの関係もあり、ピジョン以外の商品を売ることを前提として、グループ会社の「ピジョンウィル」のマタニティー商品のみをピジョンモールで販売開始した。その後、取扱商品の拡大とともにピジョン商品も販売するようになっていったという。同社は「当初は定価で販売していたが、少しずつセールも始めていった。リスクを取らない形でノウハウを蓄積していった」(Eコマースグループ)とする。

 現在では、「コンビ」や「アップリカ」など大手ベビー用品会社の商品も卸売経由も含めて多数取り扱っており、ピジョンモールでの総アイテム数は約4000点(その内ピジョン商品は400点)にものぼる。

 他社ブランドを取り扱うにことについて同社は「消費者が良いと思って立ち寄ってもらわなければ意味がない。当然競合する商品もあるが、他社であってもきちんと紹介、提供している」(Eコマースグループ)という。

 同モールでの売れ筋商品は、季節によって異なるが、マタニティーではブラジャーやショーツ、サプリメント。今夏は猛暑だったこともあり水着が好調だった。ベビーでは哺乳瓶やお尻拭きが定番商品となっている。

 09年度からはアパレル商品の強化に着手。ベビーでは比較的購入回数が多い80、90、100センチサイズに狙いを定め、昨年秋に「Souris(スーリー)」の外出用ウェアを発売。マタニティーでは、今年10月には老舗婦人服ブランドの「クロス プラス」からエプロンなどを発売している。

 複数のブランド、アイテムを取り扱うことから、サイト設計に関しては検索機能を重視。特に初めて出産・育児を行う消費者を意識して、トップページには母子の月齢ごとの検索タブを配置した。また、出産準備ガイドやマタニティーカレンダーで母体のサイズ変化に関する情報を盛り込むなど、洋服サイズ選びのガイド機能も充実させている。

 現在、ピジョンモールの会員数は4万人以上。新規獲得策としては、同社が運営する出産・育児情報提供サイト「ピジョンインフォ」との連携をカギに挙げる。同サイトでは悩み相談や中古ベビー用品の交換コーナー、先輩ママブログなどコミュニティーサイトとしての気が高く、PC・モバイル版合計で55万人以上の会員が登録している。同サイト内にモールの広告バナーを掲載し、メルマガでセール情報などを配信することで顧客誘引を図っている。

 同社の今後のネット販売事業での課題は、物流面の機能向上。4モールすべての在庫一元管理を図るなどバックヤードの整備に取り組む考えだ。

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