ゾゾがLGBTQ+関連イベントに協賛 ステージイベントに協力、当事者にスタイリングを提案

2025年06月19日 14:46

2025年06月19日 14:46

 ゾゾは6月15日、東京・原宿で開催したLGBTQ+当事者やLGBTQ+に関心を持つ若者を対象としたイベント「Tokyo Pride 2025 Youth Pride」に協賛し、ステージイベントを開催した。イベントでは、ゾゾが運営する超パーソナライズスタイリングサービス「niaulab(似合うラボ)by ZOZO」を用いて、当事者3人にスタイリングを提案した。

〈通販新聞 6月26日付 第1995号 (2025年6月19日発行) 3面〉




0619144518_6853a3ee6b404.jpg 「Youth Pride」は、特定非営利活動法人東京レインボープライドが主催する、LGBTQ+への理解と人権について考えるイベント。ゾゾの改正菜摘サステナビリティ推進ブロック長は「ファッションを通して自己表現するのにハードルの高さを感じている当事者の方が多いと感じた。我々のサービスを用いて、ファッション悩みを解決し、自分らしいスタイリングを楽しんでもらいたい」と理由を語った。

 イベントでは、ゾゾとLVMHフレグランスブランズのコスメブランド「GIVENCHY BEAUTY」が連携。一般公募のLGBTQ+当事者3人にスタイリングとヘアメイクを提供した。参加したのはトランスジェンダー男性のタカセさん、無性の笑羽(しょう)さん、クィアのみれいさんの3人。

 事前に3人に、ファッションの悩みやなりたい自分像をヒアリングし、「似合うラボ」でAIとスタイリストによるコーディネート提案を行った。会場ではGIVENCHY BEAUTYのスタッフによるメイク実演が行われたあと、3人が「似合うラボ」体験後のスタイリングを実際に披露した(=写真)。

  「性別にとらわれない、〝七色に光り輝く自分〟を表現したい」という笑羽さんは色とりどりのアイシャドウを使ったメイクと、巻きスカートを使った冒険的なスタイルに挑戦。笑羽さんは「服装で性別を決めつけられた経験があり、服装にずっと悩んでいたが、今回は髪やファッションに自分の好きな色を取り入れてもらった。新たな自分に出会えた気がする」と満足そうな表情を見せた。

 ゾゾは2022年12月、東京・表参道に「似合うラボ」を開設。ゾゾ初のリアル店舗で、独自のAIとプロのスタイリストの知見を掛け合わせた超パーソナルスタイリングサービスを提供している。


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