オイシックス・ラ・大地が三越伊勢丹とサラダ開発、目新しさで食卓のマンネリ化解消

2025年09月10日 17:26

2025年09月10日 17:26

 オイシックス・ラ・大地は9月4日から、三越伊勢丹と初の共同商品開発を行ったと発表した。これまでオイシックス・ラ・大地が物流などの運営支援を行っていたが、商品開発へと協業の幅を拡大。百貨店で人気の和菓子店とコラボしたサラダを開発し、目新しい食材との組み合わせを考案した。自宅の食卓に並ぶサラダのマンネリ化を解消し、新たな楽しみ方を提案する。


0910172535_68c135ff81bb1.jpg 開発したのは「ISETAN SALAD KIT supported by Oisix」。コラボした人気和菓子店は鎌倉紅谷や富士見堂、榮太樓總本舗。デパ地下で関心の高い菓子と、食卓の定番メニューを組み合わせることで新たな価値提案を目指した。和菓子ブランドがサラダに挑戦するのは初めての試みになるという。

 発売したのは3アイテム。「鎌倉紅谷のクルミッ子キャラメルソースサラダ」(税込価格は1598円)は、銘菓「クルミッ子」のキャラメルを再現したフレーバーソースをドレッシングに用いた。サラダにはくるみや塩麹ベーコンを使用し、ドレッシングとの相性の良さや食感を楽しめるとした。

 同商品は初回購入者限定のお試しセットにも組み込んだ。冷蔵庫から取り出して簡単に調理し盛り付けるだけで新たな味を楽しめる利便性を訴求する。

 毎週新商品を追加する。今後魚の食卓に合うサラダや前菜の盛り合わせなどを提案する予定で、飽きのないバリエーションを展開する。

 取り扱うのは三越伊勢丹の食品EC「ISETAN DOOR」。サラダのミールキットは家庭のサラダ作りのハードルになりがちな複数の野菜を揃える負担がないことや、廃棄食材が出ないことなどを理由に高評価を得ていた。一方で、家庭ではレシピのマンネリ化が課題になっていることがわかったという。

 商品開発ではカスタマーレビューをから、マンネリ化解消のポイントを分析。目新しい食材の組み合わせに着目し、Oisixの開発チームのノウハウを活かしたという。

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