明治薬品が30年に売上230億計画、新工場建設

2025年09月17日 15:21

2025年09月17日 15:21

 明治薬品は2030年に売上高230億円を目指す。25年7月期末の定期顧客数は、前年比同2.7倍の約22万人に拡大しており好調に推移する。自社ブランド品の販売拡大、医薬品受託製造事業の強化で成長を図る。一環として新工場を建設し、生産能力を強化する。


 工場建設は来年7月に着工を予定する。28年7月の稼働を予定。借入れにより最大125億円を投資する。整腸や消化関連、尿トラブルなど多様な健康ニーズに対応するため、医薬品、医薬部外品の生産能力を強化する。

 明治薬品の24年7月期の売上高は、前年比横ばいの141億5100万円、経常利益は前年比54.0%減の5億3100万円、純利益は同88.3%減の1億5300万円だった。

 21年にファーマフーズが完全子会社化。同年の売上高(21年5月期)は約53億円。3年で2.7倍になり、グループ中核企業に成長している。とくに、自社ブランド品の「ラクトロン錠」、「てんらい清流錠」、「シボラナイト2」による新規獲得が好調に推移する。

 新工場建設は、今年6月の取締役会で決議した。富山県内に建設。地上3階建て。延床面積は1万3109平方メートル。製剤・包装工程、液剤ラインを新設する。建設による前期、今期に与える影響は軽微としている。

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