イーベイのQoo10が初のビューティーアワード、「アヌア」の美容液が総合大賞

2025年12月11日 13:20

2025年12月11日 13:20

 仮想モールの「Qoo10」を運営しているイーベイジャパンは12月8日、ビューティー商品を対象とした表彰式の「Qoo10 MEGA BEAUTY AWARDS 2025」を都内ホテルで開催した。総合1位の「総合大賞」には、スキンケアブランドのアヌアの美容液「レチノール0・3 ナイアシンリニューイングセラム30ml」を選出した。

1211132031_693a468f67328.jpg 同アワードは、同モール利用者の約61万票の投票や360万件のレビューに加え、モール内での1年間の販売実績や美容業界の専門家7人による審査をもとに決定。総合賞は10商品が選出されており、2位はスキンアンドラブの「グルタチオントナー」、3位にはfwee(フィー)の「3Dボリューミンググロス」をそれぞれ選出した。

 また、カテゴリー賞では、スキンケア、基礎化粧品、ベースメイク、コンシーラーなどの様々なジャンルから93アイテム、特別賞には34アイテムが選出。合計で137商品が受賞した。

 受賞商品については、各賞のエンブレムを無償で提供し、モール内の販売ページなどで利用することが可能。来年1月1日からは受賞商品の特別セット販売のギフトパッケージなどでも利用できる。また、同モール以外での実店舗や広告物などで利用する際には、1面当たり20万円の有償提供で対応する。

 会場には同モールのイメージキャラクターとしてCMにも出演している俳優の川口春奈さんも出席。

 今回のアワードテーマでもある内面と外面の両方から輝く美しさを表現する「Glow Up!」について問われると、「人にも自分にも素直であること」とし、「楽しむこと、挑戦すること、向上心を持つこと、好奇心をいつまでも忘れたくない。何事も楽しんでやっていく先で成長につながっていくと思う」と語った。


初開催のポイント

一般投票が差別化に
インナービューティーも視野


1211132353_693a47598ada9.jpg 当日は戦略マーケティング室のモラーノ絢香部長(写真)が記者説明会を行い、他のアワードとの差別化ポイントや今後の展開などについて語った。(本紙記者を含む報道陣との一問一答から要約・抜粋)


 ――アワードの差別化として顧客に伝えたいことは。

 「61万票は我々の独自調査では(他社の)10倍の投票数。やはり自分たちで選んだ賞ということが差別化の部分」

 ――得票数が多かった要因や、投票機能の今後の活用は。

 「自社の開発チームが作った投票機能で、ワンタップで推しコスメを選んで投票ができる。また、『X』へシェアもでき、投票内容を拡散してもらったことでここまでこれた。過去にはチケット販売で出演してもらいたいアーティストの投票企画もあった。今後はビューティー以外やアワード以外にも拡張できる」

 ――(強化中の)インナービューティーを受賞対象にする予定は。

 「来年についてはやっていきたい。そのほかにもカラーコンタクトレンズなどファッション性が高いビューティー商品まで拡張したい」

 ――改めてQoo10の強みとは。

 「10~30代の若い女性が多く、後発であることも重要だと思っている。我々は挑戦者であり、オフラインのアワードも今回が初めて。また、今年はスポーツやエンタメ、学校への協賛などにも取り組んだ。後発としてやれる限り挑戦していく考えがある。チームの向上心や好奇心、ハングリーさが強みのベースにある。

 ビューティーは今最も強い商品群。今後はこれをどう解釈するか。肌に塗布するものだけでなく、内側からの食品カテゴリーも拡張領域だと思うし、美顔器などの家電もある。ビューティーを軸に商品群をストレッチしていくという発想でこれからも挑戦を続けたい」

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