仮想モールの「Qoo10」を運営しているイーベイジャパンでは、新商品・ブランド向けに特化した露出メニューの拡充をはじめ、出店者向けの教育コンテンツの拡大や偽造商品対策の強化などを進めている。支援体制のテコ入れを進めることで、国内外の新規ブランドの開拓を図る狙い。
同モールは現在1万2000以上のブランドが出店している。新商品を好む傾向が高いとされるZ世代に向けて、より分かりやすい訴求を図るために3つのサービスを設けている。
1つ目が、まだ情報量が少ない新商品のくちコミを集めていく仕組みとして、「サンプルマーケット」を実施。毎月2回、無料の商品提供を募り、当選者が試してもらった商品の内容をレビュー投稿してもらうもの。投稿を必須条件としていないにも関わらず、9割以上がレビューを記入し、その内6割が写真付きで投稿しているという。
最初の購入ハードルを下げる効果に加え、出店者にとっては低コストで多くのレビューを集められる仕組みとして人気となっており、現在、参加は2~3カ月待ちの状況だ。
2つ目が、新しいブランドを紹介する「メガデビュー」の開催。毎週火曜日に4つの新規ブランドを選定して取り上げるもので、ブランドストーリーの紹介をはじめ、ライブコマースでの露出、ポイントプレゼントの参加などを行っている。実際に参加した累計100ブランドの平均PV数が参加前の約26倍に増加するなど、飛躍的な効果が出ているとした。
3つ目が新しい商品を一定期間紹介する「メガ推し」の展開。厳選された新商品のみを対象とし、3カ月間に渡って集中的に支援するもので、アプリのメインバナーでの露出や単独のライブコマースなどを実施。韓国のスキンケアブランドの「MEDICUBE(メディキューブ)」が今年7~9月まで行った際には、商品ページが累計で約600万PV以上となり、販売件数が10万件以上になったという。来年以降はさらに露出機会を増やしていく考え。
偽造品対策も奏功 出店者向けの店舗運営支援としては、2023年よりオンライン学習サイト「Qoo10大学」を開設。成功している出店者からヒアリングした記事をはじめ関連セミナーの開催、動画など、累計で875コンテンツを提供している。
また、偽造品対策についても強化。その一つが、ブランド公式店舗として明確化できるように、対象ブランドに付与できる公式バッジ制度を開始。顧客が正規品を認識して選ぶことができる仕組みとしている。
加えて同社とブランド権利者が協力して偽ブランド品の流通や知的財産権の侵害問題を解決するためのプログラムも実施。偽造品の疑いなどがある案件について、専用メール窓口などを通じて申し立てを受けるもの。申し立ては1営業日以内に受領し、受領後3営業日以内に対応を完了するとしている。
非正規品流通店舗に対しては、画像の無断使用監視や権限確認を実施。ページ内での「公式」、「正規品」といった文言での訴求を明確に禁止している。そのほか日ごろから商品・店舗のモニタリングをお行い、取り引きが発生した商品の収集・分析なども継続している。その結果、偽造品に関する顧客からのクレーム件数が昨年は月平均2件まで抑えることができた。
そのほか、販売管理や物流などでのパートナー企業の拡充も進めており、出店者の店舗運営の効率化をサポートしていく考え。
仮想モールの「Qoo10」を運営しているイーベイジャパンでは、新商品・ブランド向けに特化した露出メニューの拡充をはじめ、出店者向けの教育コンテンツの拡大や偽造商品対策の強化などを進めている。支援体制のテコ入れを進めることで、国内外の新規ブランドの開拓を図る狙い。
同モールは現在1万2000以上のブランドが出店している。新商品を好む傾向が高いとされるZ世代に向けて、より分かりやすい訴求を図るために3つのサービスを設けている。
1つ目が、まだ情報量が少ない新商品のくちコミを集めていく仕組みとして、「サンプルマーケット」を実施。毎月2回、無料の商品提供を募り、当選者が試してもらった商品の内容をレビュー投稿してもらうもの。投稿を必須条件としていないにも関わらず、9割以上がレビューを記入し、その内6割が写真付きで投稿しているという。
最初の購入ハードルを下げる効果に加え、出店者にとっては低コストで多くのレビューを集められる仕組みとして人気となっており、現在、参加は2~3カ月待ちの状況だ。
2つ目が、新しいブランドを紹介する「メガデビュー」の開催。毎週火曜日に4つの新規ブランドを選定して取り上げるもので、ブランドストーリーの紹介をはじめ、ライブコマースでの露出、ポイントプレゼントの参加などを行っている。実際に参加した累計100ブランドの平均PV数が参加前の約26倍に増加するなど、飛躍的な効果が出ているとした。
3つ目が新しい商品を一定期間紹介する「メガ推し」の展開。厳選された新商品のみを対象とし、3カ月間に渡って集中的に支援するもので、アプリのメインバナーでの露出や単独のライブコマースなどを実施。韓国のスキンケアブランドの「MEDICUBE(メディキューブ)」が今年7~9月まで行った際には、商品ページが累計で約600万PV以上となり、販売件数が10万件以上になったという。来年以降はさらに露出機会を増やしていく考え。
偽造品対策も奏功
出店者向けの店舗運営支援としては、2023年よりオンライン学習サイト「Qoo10大学」を開設。成功している出店者からヒアリングした記事をはじめ関連セミナーの開催、動画など、累計で875コンテンツを提供している。
また、偽造品対策についても強化。その一つが、ブランド公式店舗として明確化できるように、対象ブランドに付与できる公式バッジ制度を開始。顧客が正規品を認識して選ぶことができる仕組みとしている。
加えて同社とブランド権利者が協力して偽ブランド品の流通や知的財産権の侵害問題を解決するためのプログラムも実施。偽造品の疑いなどがある案件について、専用メール窓口などを通じて申し立てを受けるもの。申し立ては1営業日以内に受領し、受領後3営業日以内に対応を完了するとしている。
非正規品流通店舗に対しては、画像の無断使用監視や権限確認を実施。ページ内での「公式」、「正規品」といった文言での訴求を明確に禁止している。そのほか日ごろから商品・店舗のモニタリングをお行い、取り引きが発生した商品の収集・分析なども継続している。その結果、偽造品に関する顧客からのクレーム件数が昨年は月平均2件まで抑えることができた。
そのほか、販売管理や物流などでのパートナー企業の拡充も進めており、出店者の店舗運営の効率化をサポートしていく考え。