auコマース&ライフ(=auCL)が運営する仮想モール「auPAYマーケット」は3月13日、優秀出店者を表彰する「ベストショップアワード2025」の受賞店舗を発表した。アイリスプラザがグランプリを受賞した。
アイリスプラザの岩崎亮太社長は「コロナ禍の2022年に数字が伸びたのをピークに、3年連続で売り上げが大苦戦し、そのタイミングで私が社長に就任した。昨年、苦しい局面を支えてくれたのは食品事業。東日本大震災をきっかけに『東北の農家を支えたい』という気持ちで精米事業を始めた。昨年の米不足のタイミングで、生活者の皆様に備蓄米をお届けでき、我々が苦労していたところを助けていただいた」と回顧。「やりたい施策を実現させるための方法をたくさん提案してくれるのがauCLの強み。今年1年は、提案された新規施策は全てやってみたいと思っている。引き続きお客様に笑顔を届けていきたい」と抱負を述べた。
2位に入ったのはヤマダデンキ。担当者は「昨年に続き今年も受賞できるとは思っていなかった。2025年後半は非常に苦戦を強いられた。auのアドバイザーに手厚いアドバイスをいたただいたおかげで乗り切ることができた」などと話した。
3位は「リカーBOSS」(運営はモリフジ)。担当者は「昨年に続き総合賞を受賞することができて嬉しい。昨年は非常に苦戦した1年だったが、オープン当初から積み重ねていったものが今回の受賞につながったと考えている。富山・北陸のローカルの強みを最大限に活かして引き続き成長していきたい」と述べた。
その他の総合賞受賞店舗は、4位が「お酒のビッグボス」(同いづみや)、5位はコジマ、6位は「Joshin web 家電・PC・ホビー専門店」(同上新電機)、7位はサンドラッグ、8位はジェイエイてんどうフーズ、9位は「サプリ専門店シードコムス」(同エフ琉球)、10位は「ご当地風土」(同ローカル)だった。あわせて、カテゴリー別の大賞受賞店舗や「新人賞」「ふるさと納税賞」など、各賞の受賞店舗も発表されている。
auCLの桑田裕二社長は「現状維持は停滞なので、とにかくチャレンジしていくことが大事。今日は店舗の皆様にさまざまなアイデアをいただいた。引き続きauPAYマーケットで、ともに新しい価値を生み出していけるようお願いしたい」と結んだ。
アイリスプラザ・岩崎亮太社長に聞く
「消耗品への転換奏功」
SNSで顧客との接点強化
auコマース&ライフ(=auCL)が運営する仮想モール「auPAYマーケット」の優秀店舗を表彰する「ベストショップアワード2025」において、グランプリを受賞した、アイリスプラザの岩崎亮太社長に受賞の理由や今後の展望について聞いた。(報道陣との一問一答から要約・抜粋)
◇
——グランプリ受賞の要因は。
「当社は家電の売り上げ構成比が高いのだが、2024年末から苦戦が続いていた。25年にアイリスグループの取締役で議論をし、『消耗品を売っていこう』ということになった。ここがターニングポイントで、auPAYマーケットに相談したところ、『ライブコマースの活用や、サンプルのばら撒きが有効ではないか』との提案を受け、これらにチャレンジしたことが実を結んだのではないか」
——家電と消耗品では単価が全く違う。
「主力商材が家電から消耗品になると単価は5分の1になるので、短期的にみると売り上げが大幅に縮小してしまう。なので、会社自体が店長やスタッフの評価基準を変えなければいけない。『消耗品を1年4回売れば売上高はプラスになる』というシミュレーションを、会社と社員が共有することが大事だ」
「アイリスオーヤマはメーカーなので、消耗品の製造が増えたことで稼働率が高まっている。その上では、実利益ではない部分での『利益』が生まれるなど、好循環がある」
——出店する全仮想モールで方針を変えたのか。
「基本的にはそうだ。ただ、家電については下げ止まり感が出てきた。コロナ禍で購入した家電が買い替えサイクルに入ったこともあるようだ」
——au店ならではの販促は。
「出店者からすると、auPAYマーケットは『ちょうど良いスケール』の仮想モールなので試しやすい。去年1年間にチャレンジした施策の中でも、投資に対して全く見合わなかったものもあるが、それなりの規模の仮想モールで試せたからこそ、失敗を学びに変えられた」
——ライブコマースへ手応えは。
「日本の場合、テレビ通販は強いのにネットでの動画コマースは普及していない。ただ、誰もが動画を見る時代なので、絶対に伸びるはず。メガクリエイターの手助けを借りながら、一歩一歩進んでいきたい。ただ、情報がすぐに拡散する世の中で、会社としてライバーを守るスキームを確立しなければいけないと思っている」
——拡充したい商品ジャンルは。
「商品ジャンルというよりは、新規サービスを強化したい。具体的には、サブスク事業を拡大していく。メーカー直販なので、品質の高いアフターサービスが強みになるだろう」
——その他、今後取り組みたい施策は。
「まだまだSNS周りが弱い。プラットフォーマーのおかげでユーザーと接触できているが、SNSを使った接点を作り上げる必要がある」
2位に入ったのはヤマダデンキ。担当者は「昨年に続き今年も受賞できるとは思っていなかった。2025年後半は非常に苦戦を強いられた。auのアドバイザーに手厚いアドバイスをいたただいたおかげで乗り切ることができた」などと話した。
3位は「リカーBOSS」(運営はモリフジ)。担当者は「昨年に続き総合賞を受賞することができて嬉しい。昨年は非常に苦戦した1年だったが、オープン当初から積み重ねていったものが今回の受賞につながったと考えている。富山・北陸のローカルの強みを最大限に活かして引き続き成長していきたい」と述べた。
その他の総合賞受賞店舗は、4位が「お酒のビッグボス」(同いづみや)、5位はコジマ、6位は「Joshin web 家電・PC・ホビー専門店」(同上新電機)、7位はサンドラッグ、8位はジェイエイてんどうフーズ、9位は「サプリ専門店シードコムス」(同エフ琉球)、10位は「ご当地風土」(同ローカル)だった。あわせて、カテゴリー別の大賞受賞店舗や「新人賞」「ふるさと納税賞」など、各賞の受賞店舗も発表されている。
auCLの桑田裕二社長は「現状維持は停滞なので、とにかくチャレンジしていくことが大事。今日は店舗の皆様にさまざまなアイデアをいただいた。引き続きauPAYマーケットで、ともに新しい価値を生み出していけるようお願いしたい」と結んだ。
アイリスプラザ・岩崎亮太社長に聞く
「消耗品への転換奏功」
SNSで顧客との接点強化
◇
——グランプリ受賞の要因は。
「当社は家電の売り上げ構成比が高いのだが、2024年末から苦戦が続いていた。25年にアイリスグループの取締役で議論をし、『消耗品を売っていこう』ということになった。ここがターニングポイントで、auPAYマーケットに相談したところ、『ライブコマースの活用や、サンプルのばら撒きが有効ではないか』との提案を受け、これらにチャレンジしたことが実を結んだのではないか」
——家電と消耗品では単価が全く違う。
「主力商材が家電から消耗品になると単価は5分の1になるので、短期的にみると売り上げが大幅に縮小してしまう。なので、会社自体が店長やスタッフの評価基準を変えなければいけない。『消耗品を1年4回売れば売上高はプラスになる』というシミュレーションを、会社と社員が共有することが大事だ」
「アイリスオーヤマはメーカーなので、消耗品の製造が増えたことで稼働率が高まっている。その上では、実利益ではない部分での『利益』が生まれるなど、好循環がある」
——出店する全仮想モールで方針を変えたのか。
「基本的にはそうだ。ただ、家電については下げ止まり感が出てきた。コロナ禍で購入した家電が買い替えサイクルに入ったこともあるようだ」
——au店ならではの販促は。
「出店者からすると、auPAYマーケットは『ちょうど良いスケール』の仮想モールなので試しやすい。去年1年間にチャレンジした施策の中でも、投資に対して全く見合わなかったものもあるが、それなりの規模の仮想モールで試せたからこそ、失敗を学びに変えられた」
——ライブコマースへ手応えは。
「日本の場合、テレビ通販は強いのにネットでの動画コマースは普及していない。ただ、誰もが動画を見る時代なので、絶対に伸びるはず。メガクリエイターの手助けを借りながら、一歩一歩進んでいきたい。ただ、情報がすぐに拡散する世の中で、会社としてライバーを守るスキームを確立しなければいけないと思っている」
——拡充したい商品ジャンルは。
「商品ジャンルというよりは、新規サービスを強化したい。具体的には、サブスク事業を拡大していく。メーカー直販なので、品質の高いアフターサービスが強みになるだろう」
——その他、今後取り組みたい施策は。
「まだまだSNS周りが弱い。プラットフォーマーのおかげでユーザーと接触できているが、SNSを使った接点を作り上げる必要がある」