イケア・ジャパンがオムニチャネルを強化へ、今秋に豊洲に新店舗を開設

2026年04月08日 14:53

2026年04月08日 14:53

 イケア・ジャパンは3月31日、日本での開業から20周年を迎えたことに伴い、周年記念イベントを千葉県内の「IKEA Tokyo-Bay」で開催した。あわせて今期の施策として、通販関連では首都圏でのオムニチャネルの強化に向けて都内の新店舗としてECとも連動した「IKEA豊洲」店を今秋に江東区内に開設することも明らかにしている。



0409140125_69d732a53be4c.jpg 同社では2006年4月に千葉県船橋市内に1号店舗を開設。その後も店舗拡大を続けながら、この20年間の実店舗とEC合計の来店者数は合計で13億2500万人以上となり、25年度だけで見ると、1億6000万人となった。今年2月末時点でのアプリダウンロード数は816万件で、会員数は1027万人。ECなどでの大型家具や小物配送の受取拠点数は、全国で800拠点を開設している。

 近年は常設の実店舗に加え、ポッポアップ店舗や通販サイト、アプリなども活用した複数チャネルでの販売を行うオムニチャネルの強化に乗り出している。その一環として、今年初秋には江東区の豊洲駅前の商業施設である「ららぽーと豊洲」内に新店舗を開設する。同店舗は国内で5店舗目となる商業施設内店舗で、小規模店舗のため取扱商品は一部となるが、大型商品も含めたラインアップを厳選して一部を見本として展示していく。店舗近辺には大型家具も含めた受け取りが可能な商品受取拠点が複数あり、EC客の利用も見込んでいる。

 もともと、同社では都内で都市型の小型店舗を複数展開しており、その内、新宿店や原宿店については今年2月に閉店している。同社によると、この2店舗は都心の駅近くにあり仕事帰りなどのアクセスの良さで利便性があった反面、電車での来店が中心となることから大型商品の取り寄せなどの用途よりも、持ち帰りしやすい小型商品の購入ニーズが高かったという。

 一方、豊洲に関してはオフィスだけでなくベッドタウンの側面があり、売り場としてのロケーションの良さに加え、車でのアクセスもしやすいことから大型商品の受け取り利用のニーズも高く見込めるとしている。「豊洲店は大きな家具を取り扱ってはいないが(展示品で)見せて体験してもらうことができる。気に入った商品をオンラインや周辺のピックアップポイントなど、顧客が好きな形で届けることができる」(同社)とした。

 また、店舗とEC事業の双方を支えるカスタマーフルフィルメント機能を備えたIKEA Tokyo―Bay店にも近い距離にあることから、在庫配送などの物流面でも高い連携効果が期待できるとした。

 なお、そのほかの20周年企画としては、キャラクターの「ポケモン」の新作ゲーム「ぽこ あ ポケモン」とのコラボレーションがあり、ゲーム内にイケアのインテリアデザイナーがキャラクターをイメージして手がけた特別な部屋を展開。同部屋のコーディネートは実際のイケア各店舗でも再現していき、取扱商品は店舗やECから購入できるようになっている。

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