酢の製造や販売を手がけているタマノイ酢では昨年7月よりEC専門のチームを立ち上げ、通販事業の強化を図っている。消費者の健康志向が年々高まる中で、主力の酢飲料などをフックに顧客のすそ野拡大を目指す。
元々、同社では30年近く前から通販事業を展開。リアルでの小売店舗の販路がメインとなるため、購入の補助的な販売窓口として通販を運用していた。しかしながら、時代とともに経営体制が刷新する中で、昨年から新たな独立販路としてECの強化を図る意向が高まり、専任のチームを立ち上げることになったという。
新設のECチームではまず、昨今の物価高に伴い各種コストが拡大する中で、社内での工数改善を含めた業務効率化の作業に着手。これまで他の部署などにも分散されていた通販受注の業務を見直して整理した。また、顧客の利便性向上に向けては解約や住所変更のしやすさなど管理ツールの改善を図っていき、初年度の環境整備は順調に進んだとする。
昨年度の通販事業売上高は、前年比微増で推移しており、注文件数も徐々に増加している。ECで主力となっているのは、酢飲料の「はちみつ黒酢ダイエット」シリーズで、クーポン利用者の割合が多く、キャンペーン時のレスポンス率も非常に高いという。同商品については定期購入者の半数以上が長期的に継続しており、安定的な売り上げを生み出す基盤商品となっている。
5倍濃縮の機能性新商品が好評
昨今の顧客傾向は二極化が進んでおり、定番商品の割引企画に反応する顧客だけでなく、付加価値型の高単価商品に需要が集まるケースも見られている。その象徴となるのが、2025年の3月から発売している機能性表示食品の「はちみつ黒酢ダイエット濃縮タイプ」(500ミリリットル×12本で7776円)だ。以前から水や炭酸で希釈する濃縮タイプはあったが、同商品は機能性表示食品として新たに展開し、従来品よりも3割ほど値段が高くなっている。しかしながら、前期に引き続き今期も好調な滑り出しを見せている。
酢飲料は健康で訴求する機能性表示食品が多い市場でもあり、競合商品が多数存在する。そうした中で従来のタイプが3倍濃縮であったのに対し、同商品は濃縮倍率を高めて5倍にするなど顧客にとってお得となる商品設計にしたことが奏功。加えて、日常的に飲み続けるという通販ならではの定期購入型ビジネスにマッチした商品であったことも好調の要因になっている。
ほかにも付加価値商品として、25年9月に発売した「有機にごり生純りんご酢」の人気が高まっている。同商品は無ろ過製法により、酢酸菌や発酵由来成分を残したにごり純りんご酢であり栄養素も高く、今の健康ニーズに合致した商品として見ている。リアルの小売店では順調に売り上げを伸ばしており、ECでも販売を開始する前から多くの問い合わせを受けている商品だとする。
なお、ECの販促は公式SNSも含めて、オウンドメディア上へのバナー設置や、クーポン配布などから流入できるような仕組みを意識している。特に「Ⅹ」の拡散性や「LINE」による囲い込みには力を入れており、少しずつ「お友達」登録を増やす中で定期的なクローズドキャンペーンを行うことなどが基本線になるとした。各オウンドメディアからの友達登録数は継続的に増加しているという。
今後はEC限定商品の発売など新たな企画を検討。また、今年4月からは、はちみつ黒酢ダイエットの発売30周年を記念した周年特設サイトを開設しており、関連して店販も含めた新ブランドとして「はちみつ黒酢カフェ」ブランドを立ち上げている。黒酢と紅茶の風味を活かした味わいで食事との相性も高く、ECと店頭の双方で販売が好調に推移しているようだ。
酢の製造や販売を手がけているタマノイ酢では昨年7月よりEC専門のチームを立ち上げ、通販事業の強化を図っている。消費者の健康志向が年々高まる中で、主力の酢飲料などをフックに顧客のすそ野拡大を目指す。
新設のECチームではまず、昨今の物価高に伴い各種コストが拡大する中で、社内での工数改善を含めた業務効率化の作業に着手。これまで他の部署などにも分散されていた通販受注の業務を見直して整理した。また、顧客の利便性向上に向けては解約や住所変更のしやすさなど管理ツールの改善を図っていき、初年度の環境整備は順調に進んだとする。
昨年度の通販事業売上高は、前年比微増で推移しており、注文件数も徐々に増加している。ECで主力となっているのは、酢飲料の「はちみつ黒酢ダイエット」シリーズで、クーポン利用者の割合が多く、キャンペーン時のレスポンス率も非常に高いという。同商品については定期購入者の半数以上が長期的に継続しており、安定的な売り上げを生み出す基盤商品となっている。
5倍濃縮の機能性新商品が好評
昨今の顧客傾向は二極化が進んでおり、定番商品の割引企画に反応する顧客だけでなく、付加価値型の高単価商品に需要が集まるケースも見られている。その象徴となるのが、2025年の3月から発売している機能性表示食品の「はちみつ黒酢ダイエット濃縮タイプ」(500ミリリットル×12本で7776円)だ。以前から水や炭酸で希釈する濃縮タイプはあったが、同商品は機能性表示食品として新たに展開し、従来品よりも3割ほど値段が高くなっている。しかしながら、前期に引き続き今期も好調な滑り出しを見せている。
酢飲料は健康で訴求する機能性表示食品が多い市場でもあり、競合商品が多数存在する。そうした中で従来のタイプが3倍濃縮であったのに対し、同商品は濃縮倍率を高めて5倍にするなど顧客にとってお得となる商品設計にしたことが奏功。加えて、日常的に飲み続けるという通販ならではの定期購入型ビジネスにマッチした商品であったことも好調の要因になっている。
ほかにも付加価値商品として、25年9月に発売した「有機にごり生純りんご酢」の人気が高まっている。同商品は無ろ過製法により、酢酸菌や発酵由来成分を残したにごり純りんご酢であり栄養素も高く、今の健康ニーズに合致した商品として見ている。リアルの小売店では順調に売り上げを伸ばしており、ECでも販売を開始する前から多くの問い合わせを受けている商品だとする。
なお、ECの販促は公式SNSも含めて、オウンドメディア上へのバナー設置や、クーポン配布などから流入できるような仕組みを意識している。特に「Ⅹ」の拡散性や「LINE」による囲い込みには力を入れており、少しずつ「お友達」登録を増やす中で定期的なクローズドキャンペーンを行うことなどが基本線になるとした。各オウンドメディアからの友達登録数は継続的に増加しているという。
今後はEC限定商品の発売など新たな企画を検討。また、今年4月からは、はちみつ黒酢ダイエットの発売30周年を記念した周年特設サイトを開設しており、関連して店販も含めた新ブランドとして「はちみつ黒酢カフェ」ブランドを立ち上げている。黒酢と紅茶の風味を活かした味わいで食事との相性も高く、ECと店頭の双方で販売が好調に推移しているようだ。