通販新聞のコラム COLUMN
692件の記事があります。
2020年01月30日 09:45
生協の自前配送
日本生活協同組合連合会は昨年から、通販事業の商品配送で脱宅配便会社化を進めている。宅配便会社への委託でない、会員生協が行う週1回の食品や生活用品の宅配事業ルートでの配達比率は以前7・9%だったものが36・4%に高まっているという。 メーカーなどから直送する大型商品は従来通りに宅配便会社へ委
2020年01月23日 10:40
モールの在り方の行方
静かに動き始めた2020年。今年も通販市場の鍵を握るであろうネット販売市場だが、同市場を取り巻く環境において、今後、徐々に変わっていくことが予想されるのが仮想モールの在り方だ▼ある中堅のモール運営者は、様々なツールの進化などで各企業が完成度の高い自社通販サイトを作れるようになってくると、出店者のモ
2020年01月23日 10:40
モールの在り方の行方
静かに動き始めた2020年。今年も通販市場の鍵を握るであろうネット販売市場だが、同市場を取り巻く環境において、今後、徐々に変わっていくことが予想されるのが仮想モールの在り方だ▼ある中堅のモール運営者は、様々なツールの進化などで各企業が完成度の高い自社通販サイトを作れるようになってくると、出店者のモ
2020年01月16日 09:53
五輪イヤーの展望
いよいよ五輪イヤーとなる2020年が幕を開けた。グッズやスポーツ用品、各種イベント開催など関連消費の拡大がどれだけ進むのかも注目される。 通販市場と五輪の関連性についてはどうか。昨年、いくつかの通販企業にも聞いてみたが、五輪関連グッズを扱えるようなオフィシャルパートナー企業でもない限り、そ
2020年01月09日 09:53
巧妙化する手口
”定期縛り”の表示をめぐり、消費者庁が特定商取引法に基づく初の処分を行った。ただ、違法認定の一部は、行政による裁量の余地が大きいものもある。 処分自体は妥当なものだ。「著しく小さい文字」で条件表示したり、あえて「スクロールバー」を表示しない、「注文完了ページへ」と表
2019年12月25日 11:20
情報窃取で新手法
12月に発覚した、象印マホービンの情報流出事件。不正アクセスで個人情報を抜き取ってから顧客のメールアドレスに「クオカードが当選したが、送料が必要になる」というフィッシングメールを送り、偽ページでカード情報を入力させるという新しい手口だった。 象印から送信されたように装っていたため、騙される
2019年12月12日 09:49
その名を継ぐもの
先日、アスクルの物流拠点を見学した。目を引いたのは人にかわり正確に商品をピッキングするロボット。その1台は「Sho」と名付けられている。 今年の通販業界を振り返って最も印象深い出来事はアスクルとヤフーの対立だ。その是非は別として親会社に公然と反旗を翻し、堂々と自らの考えと批判を繰り広げたア
2019年12月05日 10:01
「○○ペイ」の行方
今年の新語・流行語大賞が発表され、トップテンに「○○ペイ」が選出された。確かに今年は「PayPay」や「LINEペイ」「メルペイ」などスマートフォンを使ったコード決済サービスの話題が多かった。 各社が激しく競う中で、ヤフーとLINEが経営統合することに。となると「PayPay」と「LINE
2019年11月28日 09:51
高まるデータの価値
ヤフーの親会社であるZホールディングス(ZHD)とLINEの経営統合が発表された。統合に至った理由として両社の社長はグローバル展開を行うIT大手企業への危機感を口にした。中でも米中の巨大テックカンパニーの存在が大きい▼具体的にはグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルの頭文字をとった米国の「G
2019年11月21日 09:57
自社EC休止の代償
ユナイテッドアローズの自社ECが休止して2カ月が経つ。システム刷新に失敗し、11月下旬には旧システムで再オープンする見通しだが、その間、自社ECの売り上げはゾゾを中心とする外部モールに流れた。 それだけでなく、消費者はアパレルの自社ECで新作などを確認してから実店舗に来店するのが当たり前と
2019年11月14日 09:45
物流拠点のロボット化の進展は早まるか
ロボットをはじめAIを用いてなどの物流拠点での生産性を向上する取り組みが徐々に進展し始めている。実際に稼働しているところや実験を行っている場に赴く機会が増えたが、その際に感じることは、今後どれくらいの期間を要して普及することになるのかということだ▼ロボットにしてもAIにしても導入するための投資額は
2019年11月14日 09:45
物流拠点のロボット化の進展は早まるか
ロボットをはじめAIを用いてなどの物流拠点での生産性を向上する取り組みが徐々に進展し始めている。実際に稼働しているところや実験を行っている場に赴く機会が増えたが、その際に感じることは、今後どれくらいの期間を要して普及することになるのかということだ▼ロボットにしてもAIにしても導入するための投資額は
2019年11月07日 12:52
不親切なアプリ
「キャッシュレス・ポイント還元事業」が始まって1カ月半。対象店を検索できる「キャッシュレス推進協議会」のアプリが「使いにくい」とユーザーからの評判が悪い。 記者もインストールしてみたが、確かにこれは不親切だ。地図上に対象店を示すピンが立っているが、全て同じアイコンなので、どんな店なのかタッ
2019年10月31日 10:07
不見識な国会議員
新経済連盟が国会議員向けに「デジタル大国中国に学ぶ」というテーマでセミナーを開催した。あきれたのは議員からの講師を務めた鉢嶺登理事(オプトHD社長)への質問だ。 自民党の大岡敏孝衆院議員は「先日安倍総理が『ペイペイ』で支払いをしていたが、総理が何を買ったか中国に筒抜けになっているのではない
2019年10月24日 13:42
中身より見た目が大事
「見た目ではなく、中身が大事」。人の場合はその通りなのだろうが、”商品”の場合は少し違うようだ。 アスクルはメーカーとともに店販を前提とした店で目立つパッケージではなく、暮らしに馴染むデザインの日用品などを開発しているが、中身は変えずパッケージを変更しただけで売り上
2019年10月24日 13:42
中身より見た目が大事
「見た目ではなく、中身が大事」。人の場合はその通りなのだろうが、”商品”の場合は少し違うようだ。 アスクルはメーカーとともに店販を前提とした店で目立つパッケージではなく、暮らしに馴染むデザインの日用品などを開発しているが、中身は変えずパッケージを変更しただけで売り上
2019年10月17日 11:55
アップルに対応を
ヤフーやフェイスブックなどのアカウントを使いウェブサイトにログインできる機能「ソーシャルログイン」。既に登録している名前やメールアドレスなどの情報を使えるので、新たに入力する手間が省けるのが利点。 アップルも最近、ユーザーがアップルIDを使ってログインできる機能を実装した。アップルユーザー
2019年10月10日 11:46
「廃業する時期」
「そろそろ廃業する時期かな」と語るのは業歴が比較的長い通販企業の社長。ネット販売での価格競争はじめ、宅配便運賃の値上げなど利益が削られる事態が相次ぎ、厳しい事業環境に直面しているためだ。 販売商品は大半が仕入れ商品であり商品自体での差別化が難しく、オリジナル商品を新たに開発するにもギャンブ
2019年10月03日 11:05
業界活性化へ正念場
いよいよ始まった消費増税。現状では買い控えなどに関する大きなニュースは聞かれないものの、コストアップの状況に変わりはなく、企業にとっては、依然、苦しい戦いが続いている▼上がっているコストは消費税だけではない。とりわけ通販企業にとって大きな重しとなっているのが、終わりを見せない物流費の高騰だ。条件付
2019年09月26日 13:09
悩めるブランド
仕入れ先の大手海外ブランドから、同社の商品をモールで販売しないように要請を受けた企業の話を聞いた。 ブランド側の言い分としては、大規模セールなどでブランド価値が低下することを防ぐ狙いだという。珍しい話ではないが、こういったブランド側による売り場制限が上手くいった事例はあまり聞かない。事実、
2019年09月19日 09:45
処分を厭わない企業
アフィリエイター出身の通販企業が増えている。自ら数十人のアフィリエイターを抱える広告代理店が本業とは別に販売会社を立ち上げ、展開するケースもある。 大半は、短期的な利益を求めコンプライアンス意識が薄い。景品表示法で処分を受けても事業をたたむだけ。また、新たに立ち上げればよいと、処分を厭わな
2019年09月12日 13:30
システム移行の罠
アダストリアの通販サイトが停止してから1カ月が経過した。システム移行の際にトラブルがあったようだが、8月19日から予定していたオムニチャネルサービスの開始もおじゃんに。9月12日に再開している。 また、ユナイテッドアローズでは12日に通販サイトを閉鎖する。「システム開発の遅延に伴うサイトメ
2019年09月05日 10:05
将来の破綻回避へ
ECでアパレルを扱うある企業が3月から広告費を半分に減らしている。会社の年商は10億円程度。広告を打てば一定の収益が出るのはわかっている。それでもあえて広告費を削った。 同社はこれまで顧客獲得単価やLTVを踏まえて、どこまで広告に投資できるかを見極めて可能な限り出稿していた。しかし「広告費