ギルト・グループ 日米でソフトバンクが出資、商材の拡充や新規事業加速
招待制の通販サイトを運営する米ギルト・グループ(本社・ニューヨーク、ケヴィン・ライアン代表)は5月9日、ソフトバンクなどから約115億円の資金を新たに調達した。新規事業を加速するほか、高級ブランドのセールサイト「ギルト」で扱う商材の拡大や、体験型クーポンサイト「ギルト・シティ」の展開地域を広げる。また、ギルト日本法人についてもソフトバンクが50%出資し、6月以降、米ギルトとの合弁会社として新たなスタートを切る。
米ギルトは1億3800万米ドル(約115億円)をソフトバンクや既存投資家、ゴールドマン・サックスなどによるシンジケート投資で調達。このうちソフトバンクは6250万ドル(約52億円)を出資したという。
ギルトは新たな資金を元に、数カ月以内にグルメ・フードを扱う通販サイトやメンズファッションを定価で販売する新サイトを米国で開設。ブランド品を期間限定、数量限定で割引販売するビジネスモデルの枠組みにとらわれない事業を展開することで新たな成長基盤を構築したい意向だ。
また、既存の「ギルト」サイトで扱う商品の拡充や、米国の7都市で展開する体験型クーポンサイトの取り扱い地域を拡大する計画という。
一方の日本法人、ギルト・グループについては、米ギルトとソフトバンクの折半出資会社に移行することで両社が合意。6~7月にもピーター・グラスカー氏が引き続きCEOを務める格好で新生ギルトをスタートし、ソフトバンクグループの持つ売り場やメディアを活用して新規顧客の開拓を加速すると見られる。
なお、日本のギルト会員は現在60万人強。高級ブランドの購入意欲が高い会員が多いのが特徴で、昨年3月にはソフトバンクグループのヤフーと、期間限定でブランド品の定価販売に乗り出したこともある。
そのほかの注目記事FEATURED ARTICLE OTHER
米ギルトは1億3800万米ドル(約115億円)をソフトバンクや既存投資家、ゴールドマン・サックスなどによるシンジケート投資で調達。このうちソフトバンクは6250万ドル(約52億円)を出資したという。
ギルトは新たな資金を元に、数カ月以内にグルメ・フードを扱う通販サイトやメンズファッションを定価で販売する新サイトを米国で開設。ブランド品を期間限定、数量限定で割引販売するビジネスモデルの枠組みにとらわれない事業を展開することで新たな成長基盤を構築したい意向だ。
また、既存の「ギルト」サイトで扱う商品の拡充や、米国の7都市で展開する体験型クーポンサイトの取り扱い地域を拡大する計画という。
一方の日本法人、ギルト・グループについては、米ギルトとソフトバンクの折半出資会社に移行することで両社が合意。6~7月にもピーター・グラスカー氏が引き続きCEOを務める格好で新生ギルトをスタートし、ソフトバンクグループの持つ売り場やメディアを活用して新規顧客の開拓を加速すると見られる。
なお、日本のギルト会員は現在60万人強。高級ブランドの購入意欲が高い会員が多いのが特徴で、昨年3月にはソフトバンクグループのヤフーと、期間限定でブランド品の定価販売に乗り出したこともある。