Aiロボティクスがサロン流通に参入、美容室卸のBJCを買収

2026年04月15日 14:00

2026年04月15日 14:00

 Aiロボティクスは、3月27日付で化粧品や美容商材等の輸入・販売を行うBJCの全株式を取得し子会社化した。取得価額は257億7800万円。サロン流通で強固な顧客基盤を持つBJCの知見を活用し、流通戦略を強化する。



 BJCグループは、エステ業界、理美容室向けにエステティックスクール事業、サロン専売の化粧品、美容商材、健康食品の企画、卸販売を行う。韓国市場でも展開する。

 Aiロボティクスは、EC、サロン流通など両社が持つ既存チャネルの活用した販路の拡張、製品開発力、サロン向け代理店と培った関係構築などを活用し、ヒット商品を生み出し続ける次世代のファブレスブランドカンパニーを目指す。製品面では、両社の知見をかけ合わせ、ヘアケア、スキンケア、目元ケアの3領域を幅広くカバーできるとみる。今後、ポイントメイク、健康食品などインナービューティー関連、衣料品領域の開拓も視野に入れる。

 海外展開の加速、OEMやバックオフィス業務の統合などコスト効率化も進める。BJCもECの販売機会を増やす。

 BJC(山本将孝社長)は22年に設立。従業員は87人。グループ子会社にCHARIS&Co.のほか、サロン向け卸を行うBEEK、CHARIS Korea Corporationなどがある。

 25年10月期の売上高は、前年比3.9%増の108億8500万円だった。まつ毛美容液や美容リップ、美容液等を展開するコスメブランド「soaddicted」の売り上げが約52億円を占め、独自製法で精製した微細な針状物質を利用したスキンケアブランド「SPICARE」が同48億円を占める。

 営業利益は同72.4%増の30億7100万円、純利益は同102.4%増の20億3600万円で、3期連続の増益。販売促進費、外注費、物流費などのコスト効率化により過去3年で営業利益率は20%近く向上している。前期の営業利益率は、11.2ポイント増の28.2%だった。

 株式取得は、3月27日の取締役会で決議した。株式譲渡は4月1日。株式取得に向け、同日にみずほ銀行から255億5000万円の借り入れを行っている。

 今期は通期で売上高280億円、営業利益48億円を計画している。達成に向け、卸販売の拡大、海外戦略の強化を掲げていた。店舗向け卸販売の売上高は、第3四半期時点で、同約4.3倍の約45億円に達している。店舗数の拡大、エリアの拡張、SKU数の増加を進め、売上構成比も同約1割から25%に拡大している。海外売上高比率も現状の2.7%(25年3月期)を29年に2割超に高めることを計画している。


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