ラストワンマイル共同組合が運賃を引き下げへ、小型薄型宅配「宅配ミニ」荷物の対応サイズも拡大
2025年06月19日 15:37
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中小運送会社で組織して通販商品などの配達を大都市圏などで行うラストワンマイル協同組合は7月から、関東、中京、関西の一部地域を配送エリアとして展開中の三辺の合計が55cm以下で重さ1.5kg以下の荷物を運ぶ小型薄型宅配商品「宅配ミニ」の拡販を強化する。
〈通販新聞 6月26日付 第1995号 (2025年6月19日発行) 7面〉
一環として料金を値下げする。これまでの料金は1個320円だったが、「情熱運賃」と題して、月間個数や時間帯、配送エリア、配送箇所、付帯作業などの契約条件次第で320円よりも引き下げるという。
また、荷物サイズの上限を広げる。配送料は320円より多く徴収するものの、三辺の合計が60~100cm以下で重さ10kg以下の荷物にも対応する。
国土交通省による日本郵便の一般貨物自動車運送事業許可取り消しを受けて、荷物の配送のひっ迫することが懸念される宅配サービスにおいて、値引きおよび対応荷物サイズの幅を広げることで、通販事業者らの配送ニーズの取り込みを狙いたい考えで、2026年度には年間30万個の取り扱いを目指す。また、配送エリアも拡大していく考え。
「宅配ミニ」は化粧品や健康食品、衣料品、電子機器、雑貨、書籍などの配送ニーズを想定した小型薄型商品に特化した宅配商品で昨年3月から一部地域でテスト展開を開始後、同6月から関東1都2県および関西2府2県で本格的に展開を開始して中京エリアなど徐々に展開地域を広げている。