地区宅便がメール便・DMの配達地域拡大へ 地場配送事業者とネットワーク 北関東、東北をカバー

2025年08月27日 14:47

2025年08月27日 14:47

 セイノーホールディング子会社で宅配事業を行う地区宅便は9月から、展開するメール便およびダイレクトメールの宅配サービス「チクタクメール便」の配達可能地域を広げる。


 これまでは首都圏、関西圏、北海道(札幌市と函館市)と東北(宮城県)の一部のみ自社およびセイノーグループと連携して配達してきたが、今後、連携する地場の運送宅配事業者らに配送プラットフォームや管理システム、荷主ネットワークといった地区宅便が構築する仕組みを提供して配達が行える配送ネットワーク「PostLink Alliance(ポストリンク・アライアンス)」を構築。同社によると、地域ごとに異なる配送会社の運用スタイルを尊重しつつ、システム、ラベル、管理項目の共通化など最小限の標準化だけで連携可能な仕組みとしており、各地域の配送事業者が無理なくネットワークに参画できるようにして、従来はカバーできていなかった地域の配達を地場の事業者が担う形とすることで配達可能地域を拡大していく。

 まず9月には群馬県・茨城県の北関東エリア、すでに配達している宮城県以外の東北エリアの配達業務を担う事業者と連携して総エリアでの配達を可能にする。

 今後、ネットワークに参画する事業者を増やして2026年からは東海、中国、四国、九州の各エリアでの配達もできるようにしていく考え。

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