〈中曽根執行役員に聞くショップチャンネルのリアル展開は?〉 ポップアップに手ごたえ、常設店開設や大規模な催しも

2026年01月28日 14:02

2026年01月28日 14:02

 通販専門放送を行うジュピターショップチャンネルがリアル展開を強化している。1月には期間限定で同社の商品を展示販売するポップアップストアを東京・北千住の商業施設「北千住マルイ」に開設(前号4面既報)した。ポップアップストアだけでなく、都内に常設店の開設も予定しているほか、来春には顧客を招いて大規模な催しを行うという。同社の経営企画本部長兼経営企画部長の中曽根悟司執行役員にショップチャンネルが描くリアル展開の今後について聞いた。


 ――1月10~22日、「北千住マルイ」でポップアップストアを開店した。狙いは。

0128164823_6979bf4710a50.jpg 「当社ではお客様のライフスタイルの変化にあわせてテレビとデジタル、リアルを連動させた新たなショッピングエンタテインメントの構築にチャレンジしており、ポップアップストアもその一環だ。『ショップチャンネルに触れる機会』をできるだけ増やしていきたい。『北千住マルイ』には昨年3月にも期間限定店を開設している。前回の反応や実績、来店客層などを踏まえて、再度、今回もここに開設することにしたが、コンセプトを前回とは少し変更した。昨年はお買い求め頂きやすいネット限定商品やアウトレット品など中心とした品ぞろえとし、どちらかというとショップチャンネルをまだご存じないお客様との接点作りを図っていたが、今回のコンセプトは『見て触れて納得』として、すでにショップチャンネルを知って頂いているお客様にも楽しんで頂けるようテレビとの連動を強めた。今日または今週、当社の番組で紹介した商品を店舗でも紹介して実物を見て確かめてから購入したいというお客様のニーズに応えるために、『ショップスターバリュー』(※その日一番のお薦め商品をその日限りの特別価格で紹介する番組)の商品を日替わりで店舗で販売したり、テレビ通販では週単位で商品を入れ替えるため、店舗でもそれに合わせて販売する商品を入れ替えるなどしている。もちろん、ネット限定品やアウトレット品、また、通常は例えば3箱単位で販売している歯ブラシや健康食品などを店舗ではエントリー用として1箱で販売するなどまだショップチャンネルを知らないお客様との接点作りなども行っているが、今回は既存顧客向けのニーズにもお応えするという両方のバランスを意識した。なお、テレビに連動した品ぞろえや前回は行っていなかった店内にモニターを置いて当社の番組を放映する取り組みも含めて『ショップチャンネルはテレビ通販を行っている』ということを明確にすることはショップチャンネルを知らない層にも印象が残り、テレビを見て頂けるきっかけにもなり得る。店舗の場所が入り口の正面ということもあり、立ち寄って頂けるお客様も想定を上回るほど多く、販売も好調で手ごたえを感じている」

 ――都内に常設店の開設を検討していると思うが、今回のポップアップストアは試金石となるか。

 「常設店のコンセプトはこれから詰めるが、実物を確かめて納得してから購入したいという既存のお客様と、まだショップチャンネルを知らない層への認知アップという2つのバランスが大事だと思う。店舗の品ぞろえを含めてこれから試行錯誤していきたい」

 ――今後のリアル展開の方向性は。

 「2年前からテレビとデジタル、リアルを連携させた新たなショッピングエンタテインメントを目指して様々な取り組みを進めてきた。テレビという大きな柱に加え、EC・デジタルも相当、強化してきた。『リアル』もさらに強化していこうと考えている。リアルは接触できる人数は限られてしまうがやはり、対面でお客様から様々なご意見を頂けることが重要で、その積み重ねがお客様に選んで頂くために大切だ。現在、大阪にある常設店を都内でも開設しようと考えているし、来年2月ごろには今年度が創業30周年ということもあり、大型のファンイベントの開催も都内で予定している。番組の公開生中継や番組に出演中の人気ゲストなどが登壇するステージイベント、限定アイテムの販売などを考えている。数千人規模のお客様を招待しようと考えており、ここまで大規模なイベントは当社では初開催となる。リアルでの取り組みはまだ手探りで試行錯誤しているが、お客様とのタッチポイントをできるだけ持ち、それを結び付けて、お客様の中に蓄積してもらい、ショップチャンネルを選んで頂けるように今後も様々な取り組みを行っていきたい」

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