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少人数用や実家用が人気に<コロナ禍の今年のおせち商戦、出足の現状と今後は?>

2020年 9月10日 07:30

 通販実施企業にとっても年末の一大商戦である”おせち商戦”がスタートした。コロナ禍が同商戦にどう影響してくるのか未知数だが、年末年始の帰省や旅行は恐らく減少する模様でその分、今年の正月は例年と比べて家で過ごす人が増え、おせちの売れ行きにはプラスに働くとみる向きもあるようだ。実際、スタート直後の出足の状況の売れ行きはよいようだ。今年のおせち商戦について、百貨店や通販実施企業、仮想モール各社の動向についてみていく。

 





個食やECを強化
<百貨店>


 百貨店のおせち商戦は、店頭の混雑緩和の観点からECチャネルを強化して臨む企業が多いほか、コロナ禍を踏まえた個食対応や直接会えない家族に贈る配送可能なおせちなどの充実を図っている。

 京王百貨店は、店頭での予約開始が10月1日なのに対し、オンラインは昨年よりも11日間前倒しして9月1日から始動。早期予約で送料無料となるキャンペーン期間も拡大してEC利用を促進する。今回はとくに、食事をシェアしない一人一段タイプの”個食おせち”を昨年から2型増やして21型にしたほか、年始のギフトとしても人気で、遠方にも届けられる”贈れるおせち”も30型展開する(写真㊤)。

 東武百貨店は店頭、ECともに予約開始は9月17日で、新しい生活様式に即した少人数おせちとオンライン対応を強化。少人数・個人用おせちの展開数を前年比3割増やして35種類としたほか、今回初めて、かまぼこやマグロ、いくらなど年末年始用食材のオンライン販売を実施し、店頭の密状態を回避できるようにする。

 高島屋は、店頭の予約開始日が9月23日なのに対し、オンラインは同月18日から先行スタート。品ぞろえは店頭が約900種類だが、オンラインでは店頭の取り扱い商品に加え、ECおよび通販カタログ限定の250種類を合わせた約1150種類という充実の品ぞろえで勝負する。巣ごもり正月であっても気分が上がるおせちとして人気レストランなどの高級グルメおせちや、通販限定では”お肉づくし”や”スイーツおせち”を展開。また、個食おせちや、ヴィーガンおせち、発酵おせちといったヘルシーおせちもそろえた。

 大丸松坂屋百貨店では店頭の予約開始日よりも約2週間早い9月24日からオンラインで予約を受け付ける。今回はSNS世代の開拓も目指し、料理研究家で料理ブロガーのYuuさんが監修したおせちを新たに販売。おせち全体の売り上げ目標は前年比4・3%増だが、EC受注は同60%増を見込むなど、EC集客に力を注ぐ。

 そごう・西武も新しい生活様式を意識したおせちを強化。衛生的に取り分けできるよう、カップで一品ずつ小分けにした「カップのおせち」や、一折りに一人前ずつ詰めた「おひとり重」、注文から配送まで自宅で手配できる「全国お届けおせち」を充実させた(写真㊦)。
 
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