メルカリは9月30日、台湾と香港で世界共通アプリ「メルカリ グローバルアプリ」の提供を開始した。海外の購入者は、アプリを通じ、日本版「メルカリ」「メルカリShops」に出品された商品を購入することができるようになった。さらに、「メルカリShops」を通じ、国内事業者向けに越境EC基盤を強化。越境取引における購入者と事業者の課題解決を図り、グローバルでの事業拡大を目指す。
メルカリは2019年に越境取引事業を開始。同事業の流通総額は過去3年で15倍以上に成長し、25年6月期には900億円を突破した。市場成長が見込まれる一方で、海外購入者は言語の壁や複雑な購入プロセスが障壁となり利用しづらいこと、国内事業者は市場理解や越境EC活用に対する高いハードルがあることなどが課題となっていた。
「メルカリ グローバルアプリ」では、海外の購入者が、日本の「メルカリ」と「メルカリShops」に出品された商品を購入することが可能に。アプリはAIによるリアルタイム翻訳機能を有するほか、各国の通貨や決済方法に対応。検品から配送まですべてメルカリがサポートする。海外の購入者は、商品価格に加え、国際送料と各種手数料を負担する。来年1月以降は、発送前にメルカリがすべての商品をチェックして品質を保証する「全品検品」機能を導入予定。決済から配送状況追跡までの全プロセスがアプリ上で完結する仕様になるという。
香港・台湾ではこれまでウェブ版「メルカリ」でも商品購入が可能だったが、アプリの導入により、よりシームレスな体験やプッシュ通知など販売機会の創出、スマートフォンに最適化したUI・UXの提供が可能になるとしている。
アプリは来年春にアメリカでも提供開始予定。3年以内に50以上、中長期的には100以上の国・地域へ展開することを目指す。
越境取引事業においては、世界的に人気の高い日本のエンタメ・ホビー領域に注力する。予約販売やオークション機能など、同領域の取引を促す機能も順次導入する予定。コンテンツの権利元企業とも連携し、各国での販売戦略を決定していく。
メルカリは9月30日、台湾と香港で世界共通アプリ「メルカリ グローバルアプリ」の提供を開始した。海外の購入者は、アプリを通じ、日本版「メルカリ」「メルカリShops」に出品された商品を購入することができるようになった。さらに、「メルカリShops」を通じ、国内事業者向けに越境EC基盤を強化。越境取引における購入者と事業者の課題解決を図り、グローバルでの事業拡大を目指す。
「メルカリ グローバルアプリ」では、海外の購入者が、日本の「メルカリ」と「メルカリShops」に出品された商品を購入することが可能に。アプリはAIによるリアルタイム翻訳機能を有するほか、各国の通貨や決済方法に対応。検品から配送まですべてメルカリがサポートする。海外の購入者は、商品価格に加え、国際送料と各種手数料を負担する。来年1月以降は、発送前にメルカリがすべての商品をチェックして品質を保証する「全品検品」機能を導入予定。決済から配送状況追跡までの全プロセスがアプリ上で完結する仕様になるという。
アプリは来年春にアメリカでも提供開始予定。3年以内に50以上、中長期的には100以上の国・地域へ展開することを目指す。
越境取引事業においては、世界的に人気の高い日本のエンタメ・ホビー領域に注力する。予約販売やオークション機能など、同領域の取引を促す機能も順次導入する予定。コンテンツの権利元企業とも連携し、各国での販売戦略を決定していく。