上新電機では、仮想モール「楽天市場」の優秀店舗を表彰する「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)2025」において、出店する「Joshin web 家電とPCの大型専門店」が、出店全店舗の頂点となる総合グランプリを受賞した。高橋徹也社長に、通販事業の現状や今後の展望を聞いた。
——受賞の感想は。
「SOYは20160年度、20年度、21年度にも総合グランプリを受賞しているが、ここ数年はSOY自体ご無沙汰だった。当社スタッフの頑張りはもちろん、ECCの方に非常に寄り添ってご支援いただき、お客様にも支えられて、どうにかこの場に戻ってくることができた」
——受賞の要因は。
「商品構成の見直しをしたことが大きいのではないか。俗に言う『当たりやすい』商品、これをしっかりと研究して掲載することで、顧客からの支持も向上してきたと感じる。かねてより掲げていた『親切丁寧な会社』としての姿勢を、改めてリアル店舗とネットの両方で徹底したことが、顧客からの支持につながったのではないか」
——2025年の家電市場を振り返って。
「特定の商品が突出して売れることはないものの、Windows 10のサポート終了問題によるパソコン業界の追い風はあった。また、阪神タイガースのセ・リーグ優勝を記念して25年9月に行った『阪神タイガースリーグ優勝セール』が売り上げ向上に寄与した。とはいえ、国内家電市場は、少子高齢化と人口減少による影響を受けて、常に向かい風だ」
——その中で何を行っていくべきか。
「家電の特色として上げられるのはやはり使用年数の長さ。購入前から使用終了まで、一貫して寄り添ったカスタマーサポートを提供することが我々の使命だと思っている。関西エリアでは自社修理体制を持っているので、サービスマンがお客様のご自宅にお伺いして、その日のうちに修理を完了するというアフターサービスを提供している。今回の業績回復につながったというより、今後の業績につながっていくのではないかと考えている」
——昨今の物価や物流費の上昇をどう受け止めるか。
「2022年には、関西の物流拠点となる『関西茨木物流センター』がフル稼働を開始した。約11万6000平方メートルの敷地面積を誇る物流倉庫で、物流効率化に貢献している。物価上昇分の吸収はある程度できているが、完全に吸収できているわけではない。ただ、当倉庫の稼働なしでは大変なことになっていたと思う」
——昨今のEC業界ではライブコマースが注目を浴びている。
「イメージはできているが、実際に着手するにはまだ実力不足という感じだ。自社通販サイトには、スタッフが実際に商品を試して使い勝手やメンテナンス性などを確かめる『試用レポート』というページがある。お客様は気になる商品の性能や特徴をサイトで確認いただけるので、商品選択の際に非常に役に立つ企画だと思っている。ライブコマースのように人間が喋る形ではないにせよ、商品選びのサポートがサイト内で完結するのは利点だろう」
——今年注力していきたい取り組みは。
「家電事業への集中回帰を図りたい。家電があまり売れないので、色々横道を考えたこともあるけれど、なかなか成果につながらなかった。やはり家電をしっかり極めた上で、他の事業を展開していかないといけない。まずは家電事業の基盤強化が最優先だ」
「当社の歩みを『守破離』の精神で表すなら、『守』は祖業である家電事業、『破』は家電業界のさらなる進化、『離』は新たな領域への挑戦を意味する。26〜28年度の中期経営計画では、『守』『破』の段階まで持っていこうと考えている。そして、さらに次の中期経営計画で『離』の世界に持っていきたい」
上新電機では、仮想モール「楽天市場」の優秀店舗を表彰する「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)2025」において、出店する「Joshin web 家電とPCの大型専門店」が、出店全店舗の頂点となる総合グランプリを受賞した。高橋徹也社長に、通販事業の現状や今後の展望を聞いた。
「SOYは20160年度、20年度、21年度にも総合グランプリを受賞しているが、ここ数年はSOY自体ご無沙汰だった。当社スタッフの頑張りはもちろん、ECCの方に非常に寄り添ってご支援いただき、お客様にも支えられて、どうにかこの場に戻ってくることができた」
——受賞の要因は。
「商品構成の見直しをしたことが大きいのではないか。俗に言う『当たりやすい』商品、これをしっかりと研究して掲載することで、顧客からの支持も向上してきたと感じる。かねてより掲げていた『親切丁寧な会社』としての姿勢を、改めてリアル店舗とネットの両方で徹底したことが、顧客からの支持につながったのではないか」
——2025年の家電市場を振り返って。
「特定の商品が突出して売れることはないものの、Windows 10のサポート終了問題によるパソコン業界の追い風はあった。また、阪神タイガースのセ・リーグ優勝を記念して25年9月に行った『阪神タイガースリーグ優勝セール』が売り上げ向上に寄与した。とはいえ、国内家電市場は、少子高齢化と人口減少による影響を受けて、常に向かい風だ」
——その中で何を行っていくべきか。
「家電の特色として上げられるのはやはり使用年数の長さ。購入前から使用終了まで、一貫して寄り添ったカスタマーサポートを提供することが我々の使命だと思っている。関西エリアでは自社修理体制を持っているので、サービスマンがお客様のご自宅にお伺いして、その日のうちに修理を完了するというアフターサービスを提供している。今回の業績回復につながったというより、今後の業績につながっていくのではないかと考えている」
——昨今の物価や物流費の上昇をどう受け止めるか。
「2022年には、関西の物流拠点となる『関西茨木物流センター』がフル稼働を開始した。約11万6000平方メートルの敷地面積を誇る物流倉庫で、物流効率化に貢献している。物価上昇分の吸収はある程度できているが、完全に吸収できているわけではない。ただ、当倉庫の稼働なしでは大変なことになっていたと思う」
——昨今のEC業界ではライブコマースが注目を浴びている。
「イメージはできているが、実際に着手するにはまだ実力不足という感じだ。自社通販サイトには、スタッフが実際に商品を試して使い勝手やメンテナンス性などを確かめる『試用レポート』というページがある。お客様は気になる商品の性能や特徴をサイトで確認いただけるので、商品選択の際に非常に役に立つ企画だと思っている。ライブコマースのように人間が喋る形ではないにせよ、商品選びのサポートがサイト内で完結するのは利点だろう」
——今年注力していきたい取り組みは。
「家電事業への集中回帰を図りたい。家電があまり売れないので、色々横道を考えたこともあるけれど、なかなか成果につながらなかった。やはり家電をしっかり極めた上で、他の事業を展開していかないといけない。まずは家電事業の基盤強化が最優先だ」
「当社の歩みを『守破離』の精神で表すなら、『守』は祖業である家電事業、『破』は家電業界のさらなる進化、『離』は新たな領域への挑戦を意味する。26〜28年度の中期経営計画では、『守』『破』の段階まで持っていこうと考えている。そして、さらに次の中期経営計画で『離』の世界に持っていきたい」