ベルーナが3カ年計画を上方修正、ホテルが好調 フレンドリーは事業撤退

2026年06月10日 16:59

2026年06月10日 16:59

 ベルーナでは、28年3月期を最終年度とする3カ年経営企画の営業利益目標を上方修正する。26年3月期営業利益は164億8000万円となり、当初目標としていた、28年3月期における営業利益165億円を上回った。27年3月期は売上高2210億円(当初計画は2296億円)、営業利益175億円(同150億円)を目指す。なお、28年3月期計画については、事業環境の変化や業績進捗を踏まえて策定中としている。


 前期はプロパティ・ホテル事業が好調に推移したことで、連結業績が上振れした。総合通販などのアパレル・雑貨事業の26年3月期業績は689億1000万円(同703億5000万円)、営業赤字は4億1000万円(同13億3000万円)で減収増益に。27年3月期は売上高688億円(同741億1000万円)、営業赤字は3億円(同4億1000万円)を見込む。

 安野清社長は「売り上げには固執せず、レスポンスの状況に合わせて柔軟に事業を進めている」と説明。また、松田智博取締役執行役員は「筋肉質な体制とし、在庫のバランスをみながら再度売り上げを伸ばしていきたい」とした。

 ホテル事業が好調な一方、同様に成長領域と位置づける専門通販事業はやや苦戦。27年3月期業績は、売上高562億5000万円(同662億円)、営業利益26億5000万円(同29億1000万円)を見込む。

 特に化粧品のオージオ、健康食品のリフレに関しては売り上げが漸減している。安野社長は「元気がなくなってきたので、海外展開も含めてテコ入れしたい」と説明。また、ワイン事業は円安の影響で営業利益が減少。グルメ事業は好調に推移しているものの、ライフタイムバリューに課題があるという。同事業は、中期的に営業利益50億円を目標とする。安野社長は「特にグルメはポテンシャルが高いので注力していきたい」と展望を述べた。

 また、収益性を期待できない事業からの撤退・縮小を進めており、前期は看護師向け転職サイト「ナースキャリアネクスト」を終了したほか、ブランド品の並行輸入と販売を手掛けるアイシーネットを清算。27年3月期にはフレンドリーが手掛けているファッション卸事業から撤退する。委託販売のため在庫リスクが高く、利益改善のめどがたたなかったのが原因。

 フレンドリーは2002年に営業権を取得。子会社化後はレディースファッションを中心としたアパレルや服飾雑貨の卸売り事業を展開していた。一部買い取りで展開していた取引についてはベルーナ本体に移管する。なお、フレンドリー自体は清算しない。

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