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スタートトゥデイ  フリマアプリを開始、「ゾゾ」「ウェア」のデータを活用

2015年12月17日 10:40

 5-1.jpgスタートトゥデイは12月15日、ファッションアイテムに特化したフリマ(フリーマーケット)アプリの配信を始めた。すでに複数の企業がフリマサービスを展開するなか、同社では「ゾゾタウン」やファッションコーディネートアプリ「ウェア」といった既存事業の商品データベースを活用し、ユーザーが写真や商品説明を用意せずに手軽に古着を出品できる仕組みにより差別化を図る。初年度(~2016年3月)で流通総額35億円を目指す。



 開始したのは「ゾゾフリマ」(=画像)。ユーザーは出品時に「クローゼット」「検索」「カメラ」という3つの中から出品方法を選ぶ。「ク ローゼット」では、「ゾゾタウン」の購入履歴や「ウェア」に登録している自身の洋服一覧の中から売りたい古着を選択。商品画像や商品説明は「ゾゾタウン」 や「ウェア」のデータベースを活用できるため、改めて撮影や商品情報を入力せずに簡単に出品ができる。ユーザーが自分で撮影した画像を組み合わせることも 可能。

 「ゾゾタウン」で購入していない商品であっても、「検索」という出品方法を選ぶと、カテゴリーやブランド、色などから「ゾゾタウ ン」内のデータベースを検索。過去に販売実績があればその画像や商品情報を利用して出品できる。このように同社が持つ衣料品の商品データを活用して出品時 の手間を軽減し、利用を増やしていく。

 料金は自由に設定できるが、出品した古着の市場価格を自動的に算出して表示する機能も備えてい る。商品が売れた場合は出品者が商品を配送。その際は「元払い」と「着払い」のほかに、全国一律500円で名前や住所を公開しないエスクロー配送にも対応 する。出品は無料だが、売れた際に販売額の10%を手数料として徴収する。

 「ゾゾフリマ」の売り上げは、現金のほかに「ゾゾポイント」 でも受け取ることができるようにすることで、フリマ出品者がその後「ゾゾタウン」で新品を購入する導線も作っている。今後は「ゾゾフリマ」に出品された商 品のうち買い手が付かない場合に、中古品の買取販売サービス「ゾゾユーズド」で古着を買い取るといった取り組みも計画している。

 フリマサービス開始に伴って「ゾゾタウン」内にも新たに「フリマ」というタブを加え、「新品」「古着」のほかにフリマ商品も掲載する。ただ、売買は「ゾゾフリマ」アプリ内だけで可能とする。

 「ゾゾフリマ」の運営はグループ会社で簡単に通販サイトを作成できるサービス「ストアーズ・ドット・ジェーピー」を提供するブラケットが行う。ブラケットの光本勇介社長は「CtoCのアパレルの領域でナンバー1を目指す」としている。

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