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アイスタイル 1日限定セールを継続へ、次回500ブランド参加を計画

2019年 2月21日 16:45

 アイスタイルは、通販サイトで展開する1日限定の大規模セールを強化する。昨冬に初開催した同セールが一定の成果をあげたことから今年も同時期に開催する計画。今年のセールでは500ブランドの参加と購入者数10万人の達成を目指す。

 強化する大規模セール「@cosme Beauty Day(@コスメ ビューティデイ)」は昨年12月3日に初開催し、全商品で20%のポイントを還元、限定品や販売を終了した復刻商品を取り扱い、一定の成果をあげたよう。今年も12月3日に24時間限定で、通販サイトと店舗で開催する予定。取扱いブランド数は前回の44ブランドから大幅に増やし10倍以上の参加を見込む。マーケティング支援サービス「ブランドオフィシャル」を導入するブランドや、導入を検討するブランドを中心に参加を促していく。大規模セールで取り扱う限定品を増やし、購入者数の増加と、流通総額10億円の達成を目指していく。

 次回に投下する販促費は前回並みの投資を予定する。前回は、広告費として4億6300万円を投資し、テレビCMやネット広告、屋外広告などを出稿。投資した広告費を全社費用として計上していた。来期以降も広告費として一定のコスト投資を見込むものの、ネット販売事業の収益拡大や、大規模セールイベントにおける収益強化でコストを吸収したい考え。

 「@コスメ ビューティデイ」の初回の流通総額は、通販サイトと店舗で合計4億円だった。購入者数は4万3000人で、「@コスメ」で化粧品を購入できるとしてユーザーの認知度を向上。参加した44ブランドに対して、ユーザーとつながるという価値を提供できたと評価する。今後は、還元したポイントの使用機会を増やすため、今年5~6月ごろにキャンペーンを実施する計画。

 マーケティング支援サービス「ブランドオフィシャル」は前期末に開始。「@コスメ」のユーザーの行動データと、店舗や通販サイトでの購買データを統合し、ブランドのマーケティング支援を行う。導入したブランドは、商品の保有状況や興味、関心にあわせて効果的なCRMやパーソナライズ化した情報配信が可能となる。

 サービス開始時期が半年から1年遅延したことや、ブランドにおけるサービス理解が遅れたことが影響し、期初計画の遅れが生じていた。「@コスメ ビューティデイ」の継続展開で、ユーザーの行動データや購買データの蓄積をすすめ、マーケティング支援サービス提供価値を向上したい考え。来期中に800ブランドの導入を計画する。

 
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