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【aCL八津川博史社長に聞く 仮想モール名称変更の狙い㊤】 「店舗の反応はすごく良い」 、「ワウマ」「au」一致へ

2019年 8月22日 14:00

 auコマース&ライフ(aCL)は7月25日、運営する仮想モール「Wowma!(ワウマ)」の名称を「auワウマ」に変更した。親会社であるKDDIが、「au」の携帯電話利用者に限定していたIDやサービスを、他キャリアの利用者にも開放する方針に転換したことから、仮想モールの名称に「au」を入れることで、認知拡大を図る狙いだ。あわせて、KDDIでは仮想モールのテレビCM放映も開始している。今後の展開を八津川博史社長に聞いた。

 ――仮想モールの名称を変更した。

 「それにあわせる形で、『auワウマ』を打ち出すために8月5日からテレビCMを放映している。8月に入って全国的に猛暑となっており、家でスマートフォンを使って買い物をしてもらうには良いタイミングではないかと思っている。6月にはIDを『auID』に統合したわけだが、KDDIがオープン化戦略を進める中で、仮想モールもそういった方向に舵を切っている。下期は消費税増税前の駆け込み商戦もあり、業界が大きく動いていくタイミングで、当社としても『auスマートパスプレミアム』会員向けの送料無料特典やライブコマースサービス『ライブTV』など、武器を投入できているのではないか」

 ――名称変更に対する店舗の反応は。

 「すごく良い。ほとんどの店舗が当モールに何を期待しているかというと、『auユーザーに買い物してもらうこと』。これまでは『ワウマ』と『au』がユーザーの中でつながっていない部分があった。『auワウマ』に変更したことで、『au感』が増し、店舗からの支持もいただけている。au利用者以外には居心地が悪くなるのではないか、と心配していた部分もあったが、利用動向を見る限り、『auというブランドの安心感』が生まれ、他キャリアの利用者にもポジティブに受け止めてもらっているようだ」

 ――DeNAから買収した当初から「au」のブランドを冠するべきだったのでは。

 「『そもそもauショッピングで良かったのでは』という声が聞こえてくるのも事実。ただ、『ワウマ』の『Wow!』には想いを込めており、『尖ったサービスを送り出していく』とか『消費者に驚きや感動を与える』といったアイデンティティーがある。こだわりを無くすわけではないし、こうした部分で顧客とのエンゲージメントを高めていくという点についてはぶれずにやっていく。auというブランドで今までの戦略を進める、という分かりやすい形になったのではないか」

 ――7月30日からライブコマースを始めた。

 「8月からは小学館の人気ファッション誌『キャンキャン』とコラボレーションした特別番組を配信する。テレビCMの放映時期とも重なるので、今までと違う客層が取り込めるのではないかと期待している」

 ――メルカリが「メルカリチャンネル」を廃止しており、ライブコマースの集客力を疑問視する声もあるが。

 「仮想モールはBtoBtoCのプラットフォームであり、BtoCありきのライブコマースではメルカリのようなCtoCプラットフォームとは違う部分を打ち出せるのではないか。KDDIグループのジュピターショップチャンネルのノウハウも活かせると思っている」

 「店舗がこだわりポイントを紹介することもできる。さらにはアンバサダーのような熱心なファンを活用するというやり方もあるだろう。さまざまなチャレンジを繰り返す中で、新たな売り方を生み出したい。通信会社がバックボーンなので、ライブで消費者に情報を伝えるサービスは大事な領域になってくる。ライブコマースは思いつきのチャレンジではない。こういった形で消費者とのエンゲージメントを作っていくのは本業にも関わってくるはずだ」(つづく)

 
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