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DROBE パーソナルスタイリングサービス始動、顧客ごとにAIとスタイリストが提案、テストでは購入率8割

2020年 3月19日 13:30

 ファッション領域のネットサービスを手がけるDROBE(ドローブ)は3月13日、同社独自のスタイリングAIとプロのスタイリストが顧客の嗜好や体型、予算などに応じたファッションアイテムを提案し、定期的に届けるパーソナルスタイリングサービス「ドローブ」の提供を開始した(画像はイメージ)。商品は試着して気に入ったアイテムだけを購入する仕組みで、不要な商品は無料で返品できる。また、商品の着こなし方などに悩んだときは担当スタイリストに無料で相談できる。

 「ドローブ」は女性に特化したスタイリングサービスで、会員登録時に好きなファッションテイストや体型、予算など幅広い約70の質問に回答してもらい、顔写真や全身写真、手持ちの服の写真を登録してもらうことで商品とのマッチ度を高める。

 初回は購入した商品の代金だけで利用可能で、2回目以降は商品代金に加えて1回当たり税別2900円のスタイリング料がかかる。

 スタイリングAIで顧客のプロファイルに合った商品を絞り込んだ上でプロのスタイリストがスタイリングを組むほか、発送前に提案商品の画像や価格などを確認してもらうことでミスマッチを防ぎ、半年のテスト期間中には80%以上という高い購入率(※提案した商品の中から1アイテムでも購入した割合)を達成したという。

 スタイリングAIは、スタイリストが行った過去5万回に上る商品選定のデータをもとに開発。顧客の詳細な特徴データと、サイズや色・柄、素材などの商品データ、購入・返品といった行動履歴データに基づいて商品と顧客とのマッチ度を推定する。また、届けた商品すべてでフィット感や素材・質感、価格などのフィードバックをもらうことで、利用回数を重ねるごとに精度が高められるとする。

 また、スタイリングAIを活用することで、スタイリストはマッチ度の高い商品から選定できるため、従来は1時間以上かかっていたスタイリング作業を30%以上削減可能という。

 商品を届ける際には、スタイリストが着こなしポイントなどをまとめたスタイリングカルテを同梱。利用者はカルテを参考に試着し、LINEを通じてスタイリストに着こなしや購入商品の相談ができる。

 現状、「ドローブ」の取り扱いブランド数は100ブランド以上で、商品点数は10万点以上。発送頻度は1カ月、2カ月、3カ月の中から選ぶが、単発でも試せる。同社はブランドから売れた商品の販売手数料を得るほか、2回目以降の利用者からはスタイリング料を徴収する。また、顧客ごとにセレクトした商品をブランドから取り寄せて発送するため、在庫を抱えない事業モデルだ。

 ドローブには三越伊勢丹が出資しており、スタイリストの派遣やブランドとの交渉面で協力を得ている。現状は30人のスタイリストが所属しているが、今後はアパレルの店頭販売員がスキマ時間などを活用して参加する可能性もあるようだ。

 テスト期間中の会員登録者数は1万人以上で、30~40代女性が約8割を占める。20年度は会員数10万人以上を目標とする。同社によると、「年齢に合った着こなしを知りたい」や「スタイリングのアドバイスを受けたい」「買い物や服選びの時間や手間を省きたい」など、ファッションに悩みを抱えるユーザーが大半という。

 既存のファッションレンタルサービスと比較すると、「サービスとしてはECに近い。レンタルは月額固定で利用したいユーザー向けだが、『ドローブ』はファッションに使える金額を考えながら、毎回、提案された商品の中から購入するサービス。また、ECよりも詳細な顧客のプロファイルが獲得できる点が強み」(山敷守CEO=写真)とする。
 
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