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ベータ・ジャパン 売らない店の外販を本格始動 23年に30拠点への導入目標

2022年12月12日 12:10

 体験型ストアを展開するb8ta Japan(ベータ・ジャパン)は12月8日、売ることを主目的にしない店舗の〝売らない店〟を商業施設や実店舗が開業、導入、運営できるように支援する「by b8ta(バイベータ)」を本格ローンチした。今夏の始動以降、すでに3社への導入が決定。23年中に30拠点への導入を目指す。


 〝リテールを通じて人々に新たな発見をもたらす〟をミッションに掲げるベータは、新たなチャレンジとして「バイベータ」を展開する。


 同サービスは体験型ストアの開業や運営を支援するのに必要なソフトウェア、ハードウェア、什器のデザインや製作支援、店舗レイアウト、販売を主目的としない接客トレーニング(売らないトレーニング)など8つの項目で構成。「体験型ストアやコーナーを自店舗内に開業したいがノウハウがない」や「より良いサービスに変えていくためのヒントを模索している」といった企業の声を受けて事業化した。


 すでに導入を決めたのはウェブアプリケーション開発のN2i(エヌツーアイ)と、携帯電話ショップなどを運営する兼松コミュニケーションズ、カーディーラーの福島日産自動車の3社だ。


 N2iは、D2Cのコスメブランドなどを扱う体験型店舗「my GAKUYA(マイガクヤ)」の期間限定店を展開しており、「バイベータ」の売らないトレーニングを導入して来年4月に名古屋市内に初の常設店をオープンする計画だ。


 兼松コミュニケーションズは「バイベータ」のソフトウェアやハードウェア、売らないトレーニングなどを導入し、取引先メーカーの新商品やサービスを発信するカフェ併設の店舗を来春メドに横浜市営地下鉄の横浜駅構内に開設するほか、福島日産も「バイベータ」の同様の機能を導入して郡山店に自動車周辺アイテムや家電メーカーなどの商品を展示するコーナーを展開する計画だ。


 ベータ・ジャパンによると、今夏の始動以降、60社以上から問い合わせを受けているという。「EC市場が伸びる中でO2Oのニーズも確実にある」とした上で、「売らない店は自社運営だけでは広がりにくい事業モデルで、『バイベータ』を提供することで広がりを加速できる」(北川卓司CEO)とする。
 
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