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ユナイテッドアローズ、店頭取寄サービスを開始

2014年 4月 3日 14:41

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ユナイテッドアローズは3月31日、自社通販サイト「ユナイテッドアローズオンラインストア」で実店舗に商品を取り寄せて試着ができるサービスをスタートした。まずは、同社がスタートする「ユナイテッドアローズグリーンレーベルリラクシング」の5店舗でテスト運用し、対象となる店舗やブランドを増やしたい意向だ。

 UAは、通販サイトと実店舗を併用する顧客が増えていることから、リアルとネットの垣根を低くすることで利便性向上を図っており、店頭取り寄せサービスの導入により、ネットで購入する前にサイズや着心地、商品のディテールなどを確認できるようにした。

 「ユナイテッドアローズグリーンレーベルリラクシング」を代表する大型店の渋谷マークシティ店、ルミネ新宿店、ルミネ有楽町店、二子玉川ライズ店、ららぽーと横浜店の5店舗で消費者ニーズやオペレーションを試した後、対象店舗を広げるほか、対象ブランドも拡充したい考え。

 消費者は、通販サイトで試着したい商品があった場合、最大5アイテムまで、商品詳細ページの「カートに入れる」ボタンの横に新設した「店舗取寄」ボタンから取り寄せ希望店舗を選択し、来店予定日を予約できる。申し込み手続きが終了すると登録済みメールアドレスに確認メールが届くため、来店時に当該メールを持参して商品を試着できる。

 取り寄せサービスを利用するにはオンラインストアの会員登録が必要で、来店予約日は申し込み日から4日目以降(対象店舗拡大後、関東エリア以外の店舗は6日目以降)が選択可能で、取り置き期間は来店予約可能日から1週間。これを過ぎた場合はキャンセル扱いになるという。

 実際に店舗に足を運んでもらうことで、ブランドの世界観が表現された店舗空間や店頭スタッフからの商品紹介はもちろん、試着予約品を使ったスタイリング提案など、リアルの売り場でしか味わえないサービスが楽しめるとしている。

 UAでは、"O2Oリーディングカンパニー"を目指してリアルとネットの連携強化を進めており、これまでにも通販サイトに店頭の在庫状況を表示したり、ハウスカードとのポイント連携などを実施。昨年は実店舗の来店客が商品購入で迷った際、店頭スタッフが通販サイトでの商品検索がしやすくなる「商品メモカード」を配布する取り組みを始めたほか、今年1月には、最新の商品情報やスタッフスタイリングの閲覧などが簡単にできる自社通販サイトのスマホアプリも投入している。

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