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マガシーク、百貨店のEC支援を強化  阪急阪神百貨店の業務受託開始

2017年 3月30日 10:35

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マガシークは、ファッションブランドや百貨店などの自社通販サイト構築や運営代行、物流支援などを行うECソリューション事業を強化する。一環として、3月22日から阪急阪神百貨店のファッション通販サイト「阪急ファッション」(画像)と「阪急メンズオンラインストア」の業務受託を始めた。

マガシークと阪急阪神百貨店で商品情報、在庫などを共有するため、メーカー・ブランドはマガシークの倉庫に商品を納品するだけで、「阪急ファッション」と「阪急メンズオンラインストア」でも販売できる。

 商品仕入れの拡大が期待できるマガシークと、商品情報や在庫管理などの作業負担を軽減できる阪急阪神百貨店、在庫を集約することで販売機会ロスの軽減が図れるメーカーそれぞれにメリットがあるとしている。

 マガシークは在庫情報を取り組み先と共有することで物流効率化と品ぞろえの強化を目指す独自の"サテライト戦略"を推進している。この数年は百貨店との取り組みを加速。百貨店のブランド力と優良顧客基盤、マガシークの商品調達力とフルフィルメント力を合せることでシナジーを生み出し、双方のEC拡大につなげる狙いだ。

 マガシークは取り組み先の要望に沿って幅広いメニューから必要な機能を提供しており、今回、同社は商品調達と商品情報作成、在庫管理、出荷などを行う。阪急阪神百貨店は商品調達とサイト運営、カスタマーサポートなどを担う。「阪急ファッション」で実施しているチャット機能も百貨店側が対応している。

 なお、14年12月から近鉄百貨店と取り組む衣料品通販サイト「ハルカススタイル」については商品配送と商品調達、カスタマーサービスのすべてをマガシークが担当。昨年8月から後方支援を始めた三越伊勢丹ホールディングスの「三越オンラインストア」と「伊勢丹オンラインストア」では、物流はマガシークから三越伊勢丹に配送し、同社がユーザーに配送する仕組みのほか、商品調達は両社で行い、カスタマーサービスは百貨店側が担当している。

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