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イーベイジャパン “巣籠り”で下着好調、1~5月の流通額、前年比50%増

2020年 7月 9日 07:30

 仮想モールの「Qoo10」(画像)を運営するイーベイジャパンでは、ファッションカテゴリーの売上高が急成長している。中でも新型コロナウイルスの感染拡大で在宅時間が増えたため、下着やインナーといった部屋着の需要が大きく伸びた。

 同モールの今年に入ってからの会員数は約1600万人で増加傾向にあり、8割が女性。中でも20代~40代がメイン顧客となっている。モール内でのファッションカテゴリーの流通額を前年比で見ると、3月が90%増、4、5月については200%~300増となっている。

 今年の売上高が伸長している要因の一つとして、「アディダス」「リーボック」「WEGO」といった大手ブランドや、韓国・中国ブランドの公式店舗の出店があるとしている。

 新型コロナウイルスの感染拡大以降は、実店舗の営業縮小に伴ってECの利用者が増加。中でも在宅で使える部屋着の下着・インナーの需要が大きく伸びた。同モールのファッションカテゴリーにおける下着・インナーの構成比を見ると、2019年1~5月は約15%だったが、今年の1月~5月では約25%まで増加。流通総額では前年比で50%増となった。

 また、直近のコロナ発生前後の比較で見ても、今年は1、2月と比べて、4、5月の販売者数が25%増、販売商品数では35%増、流通額では45%増となり、大きく成長しているという。

 なお、人気となっているのは「超盛ブラ」や「セルライトスパッツ」、「ノンワイヤーリラックスブラ」。自宅にいることで、締め付けなどの少ないリラックスして着用できる商品の需要が高まっている。

 同モールに出店する女性下着通販のWater Airが運営するECブランドの「tu―hacci」ではSNSを起点に集客が拡大した。

 大きな胸を小さく見せるブラジャーについて、インフルエンサーがツイッターで取り上げたところ話題となり、薄着になる夏前から需要を獲得することができたという。

 また、コンプレックス商材を展開する同社の場合、”コロナ太り”で体型を気にする女性が増えたことから補正下着の販売が大きく伸びたようだ。
 
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