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23年度下期通販番組放送枠、首位はオークローンマーケティング TV通販実施企業は増加傾向に(PTP調査)

2024年 5月23日 12:00

 テレビ通販支援サービスなどを行うPTPは5月20日、昨年10月から今年3月までに全国で放送された通販番組の放送枠を集計して企業ごとに順位付けをした「全国通販番組放送枠数2023年下期ランキング」を発表した。それによると前回調査で放送枠数で首位だったオークローンマーケティングを含む上位3社の総放送枠数は減少した一方で、テレビ通販実施企業数は増加した。

 「全国通販番組放送枠数2023年下期ランキング」(別表参照、本欄では上位50位まで掲載)はPTPが展開するテレビ通販DXサービス「ordr(オーダー)」で蓄積している独立放送局を含む日本のすべての地上波とBS主要8局の合計135局の通販番組のデータをもとに集計した。集計期間(昨年10月1日から今年3月31日)中にテレビ通販を実施した企業は214社で23年度上期調査に比べて9社増えた。

 放送枠数で1位となったのはオークローンマーケティングで放送枠数は23年度上期(4~9月)実績に比べて7%減の2万3383枠、枠占有率は14・11%、2位はジャパネットたかたで放送枠数は同4%減の2万204枠、枠占有率は12・19%、3位はテレビショッピング研究所で放送枠数は同23%減の8819枠、枠占有率は5・32%。上位3社は23年度上期調査と同じ事業者だったが3社ともに出稿量は23年度上期よりも減少した。

 今回の調査で出稿量が大きく増えた事業者は5位の森永製菓(放送枠数は同55%増の4661枠)や11位の森永乳業(同120%増の3066枠)、13位の日本薬師堂(同178%増の2870枠)など。放送枠数が1795枠だった22位のクロコスや放送枠数が1446枠だった29位のりらいぶはともに23年度上期実績比で100%増を超える放送枠数となった。

 一方、下期放送枠数が同33%減の2254枠となった18位のヴァーナル、同20%減の1383枠となった32位のキリンホールディングスが放送枠数を大きく減らしている。

 「ordr」は全国のテレビ通販番組の放送枠に関する全すべてのデータを可視化することで、他社の出稿状況がリアルタイムに分かるほか、自社出稿枠のレスポンスデータをクラウド上で一元管理し、使いやすいインターフェースで可視化することでき、レスポンスの予測やオンエア時検知なども行えるPTPがテレビ通販実施企業などに向けて提供する提供するテレビ通販DXサービスとなっている。

 
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