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予測精度と機微

2021年11月 5日 13:00

 日本生協連はAIを活用してカタログ配布の適正化を図っている。購入履歴や関心事からニーズを予想して、必要とする顧客を絞り込む。配布部数を半分に減らしても、受注率は9割を維持するなど予測精度は高い。

 カタログは制作や配布のコスト負担が大きい。ネット受注が中心になり、カタログは果たすべき役割を終えたとして部数削減や廃刊も増えている。

 ただ、カタログは一覧性が高く、見せ方の工夫で訴求力を高めてきた。何気なく見ているページの中から思いがけないニーズも生まれることもある。ニーズは変化する。AIは人間の機微に対応できるのか、検証は続く。
 
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