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ピジョン 新カタログ来年2月創刊、ベッド軸に子供部屋提案

2009年11月11日 21:38

004.jpg ベビーグッズなどを製造販売するピジョンは、英ベビー用品製造小売りと日本での独占販売契約を結び、来年2月1日に英社ブランドのカタログを創刊する。カタログの詳細は詰めている段階だが、ベビーベッドをコアアイテムに、家具や壁紙、玩具など子供部屋を"丸ごと"提案する新しいタイプのカタログになりそうだ。

  ピジョンが販売契約を締結したママス&パパス社は、「子育てにもファッション」をコンセプトにデザイン性の高いベビー服やマタニティー、ベビーカー、寝具、玩具など幅広い商品を展開する。  商品の単品売りよりはブランドの世界観を重視しており、新カタログでも空間をプロデュースする売り方を継承するとみられる。

  創刊号では、英社が展開する約2,500アイテムのうち、日本の消費者が受け入れやすい価格帯の商品約1,000アイテムを販売する計画という。

  ページ構成などの詳細はこれからだが、日本市場で新ブランドの特徴とコンセプトを広めるため、ベビーベッドとベビーカーなどがキーアイテムになるようだ。

  英国では、ベッドを軸に子供部屋をコーディネートする発想があるといい、日本でも「まとめ買い」を促す。ベッドはオリジナルのデザインを保ちながら、日本の安全基準をクリアできるよう手直しした。主力のベビーカーも10型を販売する。

  初年度は、年に2回カタログを発刊して取り扱いジャンルや価格帯などを検証。翌年以降の商品政策につなげる。

  集客面では、ピジョンの情報サイト「ピジョンインフォ」の会員約50万人のうち、セグメント分けして告知するほか、ベビー雑誌に広告を打ち、カタログ請求してもらう。

  一方、通販サイトは広告掲載するベビー雑誌発刊日のタイミングを考慮し、カタログの約半月前にスタートする。開設時の商材はカタログと同様だが、アパレルは四半期ごとに商品が入れ替わるため、新作の入荷に合わせて更新するようだ。

  なお、ピジョンは英社ブランドの通販事業で初年度3億円、5年後の2015年1月期には20億円の売上高を計画する。
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