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FABRIC TOKYO 新ブランドの期間限定店、無人店舗の3Dスキャンで計測、デニムパンツで訴求へ

2019年10月 3日 13:40

 オーダースーツのEC事業を手がけるFABRIC TOKYO(ファブリックトウキョウ)は9月13日~29日、無人店舗で展開する新ブランド「STAMP(スタンプ)」のポップアップストアを新宿マルイ本館1階に出店した(画像(上))。当該店舗は本格始動前のテスト運用を兼ねており、ウェブ・IT業界などで発信力のある約100人を招待する形で展開。無人ではなくスタッフが案内し、3Dスキャナーで計測して作る第1弾商品のデニムパンツを提案した。

 「スタンプ」は、無人店舗に試着室のようなボックスを設置し、ユーザー自身にボックス内の3Dスキャナーを使って体型を計測してもらい、一人ひとりのサイズにマッチしたアパレル商材をオーダーメードで作って届ける新ブランドだ。当面はデニムパンツのブランドとして認知を高め、チノパンやシャツなども展開する考え。

 主力事業のD2Cブランド「ファブリックトウキョウ」はスーツがメインだが、新ブランドは普段はスーツを着用せず、カジュアルな服装が多いIT系ビジネスマン、エンジニアなどを主要ターゲットに設定。当該層はお気に入りのデニムブランドを持たない人が多いという調査を受け、ビジネスチャンスがあると判断した。

 「ファブリックトウキョウ」の場合も初回は実店舗で採寸し、スタッフが体型の特徴や着用感の好みなどを加味して採寸するため1時間程度かかるが、「スタンプ」は店頭の3Dスキャナーで計測することで採寸自体は10分程度で済む。

 新宿マルイの期間限定店ではスタッフの案内で体型の測定やデニムのシルエットと生地を選ぶ。測定は通常、自分のスマホに専用アプリをダウンロードし、ガイダンスに沿って進める。ボックス内には4本の柱に4つずつカメラが設置されており、通常は下着姿になって中央の足形部分に肩幅よりやや足を広げて立ち、両手で左右のバーをつかんで合計3回全身を撮影する(画像(下))。

 計測後、「スタンプ」のウェブページでデニムのシルエットや生地を選んで購入する流れで、デニムパンツは注文から約3週間で届ける。

 シルエットはストレートとテーパードの2型で、生地は3種類を用意。色落ちしない染料を使ったブラックネイビーの生地は綿98%、ポリエステル2%でストレッチ性を持たせた。ダークネイビーとブルーの2色は綿100%で伸縮性はなく、インディゴ染料を使用し経年変化が楽しめるようにした。また、左前ポケットにはスマホ用のミニポケットを、右前ポケットにはワイヤレスイヤホンケースなどが入れられるミニポケットを付けるなど、テクノロジーグッズが手放せないユーザーに配慮した。

 ポップアップストアに続き、10月25日には新宿マルイ本館7階に出店中の「ファブリックトウキョウ」店舗の隣りに常設店を開設。当面はスタッフが常駐する予定だが、今後、オペレーションやセキュリティー面などの課題をクリアして無人化店舗の実現を目指すとしている。
 
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