ヤフーは3月1日から約1カ月にわたって、運営する仮想モール「ヤフーショッピング」「PayPayモール」で実施していた大規模セール「超PayPay祭」の最終日となる3月28日の両モールの合計取扱高が単日ベースで過去最高額となったと発表した。昨年11月15日に実施した同セールの最終日と比較しても約1・8倍となったという。3月28日はセール最終日ということで、ユーザーに購入額の最大33%分を電子マネー「PayPayボーナス」などで還元するなどの販促施策が奏功したようだ。

 
　3月28日のセールで最も売れた商品は掃除機「ダイソン　Dyson　V7　Slim　サイクロン式　コードレス掃除機」だった。次いで「美顔器　デンキバリブラシ」「ケノン　脱毛器」「AirPods　Pro」「popIn　Aladdin2」「ファンケル　大人のカロリミット」「マイクロソフトSurface　Pro7」「コンタクトレンズ　メダリスト　ワンデープラス」「ReFa　BEAUTECH　DRYER」「ReFa　FINEBUBBLE　S　シャワーヘッド」となった。コロナ禍による在宅時間の増加に伴って、美顔器や脱毛器、ドライヤーなどの自宅で利用できる美容家電が売れ筋となったようだ。また、サプリメントやコンタクトなどの日用品をまとめ買いする傾向もみられたという。

　また、ヤフーによるとモール出店者のうち、上位勢の販売状況については、コジマが運営する「コジマPayPayモール店」、上新電機の「Joshin　web」、ヤマダ電機の「ヤマダデンキ　PayPayモール店」などの家電量販店の各ストアでは自動調理鍋や食洗器などの調理家電や、液晶テレビや洗濯機などの高額家電の売れ行きが伸びたという。また、グループのアスクルが運営する「LOHACO　PayPayモール店」ではビールや米、ZOZOが運営する「ZOZOTOWN　PayPayモール店」ではTシャツやスニーカーの売れ行きがよかったとしている。