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新日本製薬 フラット・クラフトを買収、高付加価値食品で事業拡大へ

2021年 5月27日 12:29

 新日本製薬は、フラット・クラフトの全株式を取得し子会社化する。同社は、オーガニック食品等の輸入販売を行う。健康への働きかけが期待される高付加価値食品の扱いで、ヘルスケア事業のすそ野拡大を図る。5月19日開催の取締役会で決議した。

 今後、設立予定の特別目的会社を通じて、株式を取得する。取得価額は非公表。株式譲渡は6月30日を予定する。

 フラット・クラフトは、健康への働きかけが期待されるMCTオイル、GHEE(ギー)オイル、バターコーヒーなどの食材の輸入販売を行う。オフィスや製造機能、物流拠点を持たず、収益性の高いビジネスモデルとみる。コロナ禍で食事からボディメンテナンスをサポートする商品のニーズが高まる中、事業の親和性が高く、新日本製薬の持つ知見、事業基盤を活かすことで事業拡大が図れると判断した。新日本製薬が保有する500万件の顧客基盤の活用、通販のノウハウ、卸販売の営業基盤を活用し、シナジー創出を目指す。

 フラット・クラフトは2014年に設立。コストコやアマゾン、成城石井、カルディへの卸を行う。民間信用調査機関の調べによると、20年6月期の売上高は、前年比20%増の12億円。

 新日本製薬は、健康・美容関連の事業領域で、「新しいライフスタイルの提案」を軸に事業展開する。美容領域では、女性の社会進出を受け、オールインワン化粧品で、効率的かつシンプルなスキンケアを提案してきた。

 健康領域でも、シニア世代向けに健康維持を目的にした商品を展開する。ただ、売上構成比では約8%(20年9月期)にとどまる。

 こうした中、コロナ禍で注目される「自律的な健康管理」をテーマに、新ヘルスケア事業を開始。免疫市場で20~40代の女性層にアプローチするなど、従来と異なる顧客の開拓を進めている。

 今回のM&Aもヘルスケア事業の強化に向け行う。健康意識の高まりからヘルスケア産業の市場は30年に37兆円に達すると予測される。とくに食品関連は拡大しており、20年の市場規模は2・4兆円と試算されている。機能性の高い食品の提案を通じて、事業領域の拡大を図る。
 
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