通販新聞社 / 千趣会　子会社のウェルサーブがワイン専門通販サイトを開設

千趣会　子会社のウェルサーブがワイン専門通販サイトを開設

2022年10月 5日 12:35

　千趣会は10月11日、子会社のウェルサーブ(東京都台東区)を通じてワインの専門通販サイト「暮らすワイン」をオープンする。千趣会は6月17日に、飲食店の運営や酒類の販売事業などを手がけるJFLAホールディングスとの合弁会社ウェルサーブを千趣会51%、JFLA49%の持株比率で設立。趣会の顧客基盤とJFLAが持つ食のバリューチェーンを補完し合うことで、ワインのEC事業を手始めに、食領域における共創モデルを構築し、酒類・食品の企画、販売事業を行うとしている。

　新サイトは、千趣会が食の情報誌「料理王国」や、グルメスタジオ「FOOVER」などで培った日本のトップシェフやソムリエとのネットワークを生かした商品企画や情報発信を強みに、40代～50代の大人世代に向けたデイリーワインを中心に、高品質で手頃なワインから、特別な日に味わいたいリッチなワインまでを用意。オープン時は1600～2000型を展開する。

　オープン記念として、5つの金賞を獲得したワインを含む赤ワイン12本セット(税込6559)を特別価格で販売。まずはクリスマスなど年末商戦での利用につなげたい考えだ。

　また、ワイン以外にもチーズや生ハム、ソーセージ、キャビア、オリーブオイルなどワインに合う食材、調味料も販売する予定だ。

　ワインは種類や生産地、味わい、価格で絞り込めるほか、読み物コンテンツとして「シャンパンの保管方法」なども発信する。

　通常送料は726円で、クール便の利用は別途330円がかかる。セット商品の購入や1配送当たり税込1万1000円以上の購入で送料無料となる。

　なお、千趣会は中期経営計画において、原点回帰を踏まえた通販事業への資源集中と進化に向けた取り組みを推進。ビジネスパートナーとともに差別化された顧客体験価値を〝共創〟することを掲げている。